台湾ヤマハ&わかばマン 出たとこ勝負
がんばって話進めます。ただし構成がちとややこしいです。
1948年の済州島事件を扱った今年度最大の話題作「チスル」がシネヌーヴォさんにて絶賛公開中です。(本当の日付は14年の4月20日)
このお話はフィクションであり登場する人物・団体・事件とは実在のものとは一切関係ございません。
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さて、お話は台湾とわかばが集合の連絡を受けた焼肉屋から3時間後の某県にあるスポーツ施設の近くの山のキャンプ場。
台湾たちが拉致されてた場所で謎の女ドゥが「FEMAキャンプにする予定らしい」と言ってたところである。ここが2人が携帯で呼び出された集合場所だ。
もうすでに、何台かのものものしい装備のトラックやオフロードバイクが何台も停められており、さながらどっかの国の特殊部隊のようである。
そこに革ジャン着てトライアンフのタイガー・エクスプローラーに乗った男がやって来た。台湾だ。フルフェイスのヘルメット被ってるから相手には誰だかわからない。
現場の指揮を取ってるリーダーらしき男のそばにバイクを停め、ヘルメットを取らずに挨拶しに歩み寄る
台湾「すんません、ちょっと遅れました」
リーダー「自分で遅れといてちょっとって言うな!どこ言ってた?」
台湾「へえ、京都の舞鶴までオメコ買いに行ってましてん残りは追っ付け来ます」
リーダー「呑気すぎるぞ!お前らのチームは何名だ!」
台湾「(指を折って)いちにーさんがりあ♪にーにーさんがりあ♪で6名です」
リーダー「真面目にやれ!!たるんどる!!」
台湾「へえ、すんまへん。ところでターゲット(ドゥ)は?」
リーダー「山の反対側の崖のところに身を潜めて施設(スポーツセンター)を監視してる。攻撃しにくい位置だが崖のすぐ下は広い国道だ。歩兵部隊がターゲットに急襲をかけそこまで誘導すれば崖の上に配備した狙撃部隊が狙い撃ちにできる。お前らは急襲に備えてろ、ほら何ボサッとしてるヘルメットを取れ」
一瞬ギクっとなった台湾だったが自分を知ってる奴がこの中にいないのを確認してからヘルメットを取った
リーダー「マヌケ面してるなぁ。まぁいい、作戦決行はクライアントが到着と同時だ。時間が無いぞ急げよ」
台湾「く、クライアントってヌー、いやあの天とかいう女のことでっか?」
リーダー「そうだが?何を言ってるんだ?お前」
と、その会話の直後に台湾の後ろからご陽気な甲高い女の声が響いた
ヌーこと天「みんなぁ♪準備できてるぅ?」
つづく
台湾ヤマハ&わかばマン ここは地の果て
「ドライブ」観ました。
あえて観るのは避けてたんですけどね。
暴力的だったり人情的だったりする展開と、それとはまったく無関係に美しい映像が何とも言えない映画。
何よりカンヌで賞取っててはてな界隈の映画批評ブロガーの間では評価が芳しくないところから傑作であることは間違いございませんよ。
台湾ヤマハ&わかばマン 「begger’s banquet」
はてなめ・・・・、動画が貼れんようにしやがってクソが・・・。
動画貼れるようになりました。
さて、満を持して続きです。
このお話はフィクションであり、実在の人物・団体・事件等とは 一 切 関係ございません。
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さてさて、意を決してドゥの救済に向かった台湾とわかばですが、話の時間軸を戻しまして最初の回で台湾にしばかれたバカップルを覚えておいででしょうか?
この二人が台湾にぶっ壊されたSUVを買い換えて今回は北米トヨタのツンドラに乗っている。
さて、この二人が夜の8時の田舎道を(ウーファーがんがんで)走らせているところから今回の話は始まる。
女 「ちょっとぉ!まだ慣らし運転も終わってないんやからそんな飛ばさんといてよ」
男 「うっさいなぁ!この車はトヨタやぞ!トヨタがそんなんで壊れる車作るかい!!トヨタの車の性能は軍事レベル、もはや兵器や、ゆうねん」
女 「でも、こんな夜中に突っ走ってたら鹿が飛び出してくるやん」
男 「うるさい!これはアメ車や!!アメ車は頑丈やから鹿なんか轢いたって壊れへん!!」
女 「でも・・・、あの人(台湾)はトヨタの車はアメ車やないって・・・」
男 「(女の頬を引っ叩く)あんなヤツの話なんぞすんな!ボケェ!!気分悪いわ!!警察に被害届けも出しとるし逮捕も時間の問題や」
と、車が国道をそれて田んぼばっかりのギリギリ2車線の道に入った時、目の前に人影が現れた。あわててブレーキをかけて止まる車にその人影は微動だにせず近寄り、運転席の窓をノックした。
男「こらぁ!!!お前何考えとるんや!?殺されたいんか!?」
と、男がこの人影をよく見ると、わりと背の高い男性でベースボールキャップにボア襟のカストロ・ジャケットと呼ばれる作業ジャケット(いわゆるドカジャン)にカーゴパンツの特徴の無い作業員風の恰好をしているのがわかった。
男 「こら!!乞食がなんでこんなところうろといとるんや!!お前みたいなヤツにやる餌はないぞ!甘えるな!!!」
と、運転席の窓から身を乗り出して怒鳴りつけた直後この謎の男は怒鳴りちらした舌先をつかんで引っ張り、いつの間にか左手に持っていた銃で舌の先を横から撃った。
舌を撃ち抜かれた男はあわてて口に手をあててのけぞって車の中に体を戻すと、謎の男はドアを開けて車に入り込み血だらけの口を押さえてもがく男の眉間に銃をあてた。
当然、隣の女は悲鳴をあげるが田舎の人里離れた道路の真ん中では誰にも聞こえない(もちろん銃声も)
謎の男は「ガタガタ抜かすな。俺はただのヒッチハイカー。お前らは今から俺としばらくドライブしてある所に行ってもらう。いいな」
と言いながら帽子を取ったその男の正体は、台湾とわかばに死体運びのバイトを斡旋した男・高橋であった・・・・。
つづく
台湾ヤマハ&わかばマン 「Never pull out yum」
すいません、「お話を書くための脳」がここ数ヶ月完全に死んでました。それでもなんとか続きをかくんですが何度も申し上げるように衝撃の展開のネタとして用意してた陰謀論が次々と現実のものとなっていく社会情勢では本当に書く意義が薄れてきてしまって辛いもんがあります。
とりあえず続きますんでよろしく
なお、このお話はフィクションであり、現実の事件・人物・団体等一切関係ございません。
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携帯がなって2人は一瞬凍りついてお互いを見合ったが意を決して台湾が電話に出た
台湾「ハイ、朝鮮総連です。え?ふざけるな?すんまへん。何でしょう?はぁ、ターゲットが見つかったからすぐ戻ってこい?あの、ターゲットってあの小っちゃいおばちゃんですか?バカ、そうに決まってる?えろすんまへん。まだ向こうはこっちの動きに気付いてないからチャンス?はぁ、そうでっか。仲間?ええっと、あいつら何や舞鶴にオメコ買いに行く言うて行ってまいましたけど。ハイ、すぐ連絡して戻ってこさせます」(携帯切る)
**その後2人は静かに焼肉を食べつづけた
台湾「あ〜〜、よう食ったなぁ、やっぱ締めは冷麺やなぁ。お〜い、最後冷麺2つ追加して〜〜」
わかば「(うつむきながら)なぁ、ドゥを助けにいかんでええんか?」
台湾「助けにて、お前は今から舞鶴にみすずちゃん向かえにいかなあかんやろが?」
わかば「しやけどドゥは俺ら命がけで助けてくれたやろ?ピンチになったら俺らが今度は助けにいかんでええんか?」
台湾「助けるも何もお前、あんな連中と俺らが渡り合える思うか?何回死にかけた思とるんや」
わかば「でもなぁ、あれやこれやでここで芋引いたら一生後悔する気がするんや」
台湾「俺は行く気でおるけどな。あいつら(石切連合)にやられっぱなしやったら俺の腹の虫がおさまらん」
わかば「俺も行くって」
台湾「分からん奴やなぁ。お前は自分の立場がわかっとらんのか?今は宇宙船の恰好しとるかも知らんけど昔はただのマジンガーZのパチモンやったやないか?」
わかば「いちいち俺をテコンVに例えるな。頭にヤカンかぶすぞ。とにかく俺もドゥを助けに行くからな」
台湾「しゃあないやっちゃな。ほしたらコイントスで決めよう(500円玉を出す)表が出たらいますぐ2人でドゥを助けに行く。裏が出たらお前は冷麺食ってみすずちゃんを向かえに行く。ええな」
というわけでコイントスを始めた台湾だったが手元が狂って焼く前のホルモンが盛ってあるお皿にコインが落ちた。てっちゃん(牛の腸)の間に挟まったコインは裏でも表でもなく直立してしまった。
台湾「中途半端やな〜〜〜〜、しゃあないから冷麺食ってから助けいこか〜〜〜〜」
つづく
台湾ヤマハ&わかばマン 「Don’t pull out a yum」
う〜む、前回はひどい出来になってしまった。(頭が痛かったの我慢して書いたから)まるで会話になっとらん。はじめてご覧になる人たちのためにぼちぼち改訂します。
一応、会話で書こうとしてた事実は
・ワルモンが水道事業の民営化・独占を狙う工作員で、ショック・ドクトリンとして何らかのテロを行う予定。
・そのために某企業(株主というか黒幕は一緒)が管理するスポーツセンターは日本版FEMAキャンプである(←ここ書くの忘れてた)
・謎の女・ドゥは悪者たちのかつての仲間・ボスの姉にあたる。彼女の目的は不明だがいい人らしい。
こんなところです。
それは置いといて、ここら辺から頭の中でイメージがカッチリ固まってないのでこの先どうなることやらと思います。が続けていきます。
お待たせいたしました。再開いたします
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台湾「いやぁ〜〜〜!!あんだけたくさんの悪党倒したから今日はビールうまいでぇ!!」
わかば「何を言うとんねん。早よ大阪帰るぞ」
ええ、これは悪党の死体から財布と携帯、そして足であるバイク(トライアンプ タイガーエクスプローラー)をかっぱらった2人が都市部にたどり着いた時の会話です。
台湾「もうちょっとゆっくりしようや、3日なんも食っとらんねやぞ。俺ら」
わかば「お前ドゥからこれから何が起こるか聞いたやろ?早よ帰ってどっかに身を隠すんが得策や」
台湾「大丈夫やって〜〜。焼肉食おうや〜〜」
わかば「おれは高井田ラーメン(大阪府東大阪市の高井田周辺で食べられているうどんのように太い麺が特徴のラーメン)の方が食いたい」
台湾「そんなん言うたら俺かて北海くんコロッケ(小さな屋台で売られているコロッケ;主にホームセンターのコーナン店舗内にて営業している)の全種類食いたいわ」
わかば「そんなん帰ったら俺がなんぼでも食わしたるわ!!」
台湾「お!うまそうな店あるやんか?ほれいこうや!」
**というわけで無理やりわかばを焼肉屋に連れ込んだ台湾はフルメニューで10人前も注文したのでした
台湾「よ〜っしゃ、もうすぐ焼けるど〜〜、もうちょっと辛抱しとけよ〜〜」
わかば「うるさいなぁ、ツバ飛ぶから黙って焼けよ」
台湾「そういえば、焼肉のタレってなんで果実が入ってるんやろ?」
わかば「肉の臭みを消すためやないか。スペイン料理とかでもそうやろ?この料理法は元々北アフリカのムーア人が考えたものなんやけど、それがヨーロッパに広まって欧米人はたくさん肉食うようになったんやけど焼肉のタレはそこが起源かわからんな。でも世の中結構つながってるもんやからひょっとすると・・・って何全部食うてんねん!!?」
台湾「お前の話が長いから全部食うてもうたんやないか」
わかば「お前さっき箸の動きめっちゃ早かったやろうが!?そういうことするからお前と焼肉食いたないねん」
台湾「大騒ぎすなや。失敬してきた財布、20万入っとったから心配ないって。なんぼでも食える」
わかば「こら、そういう話を堂々とすな!」
**そして新たに肉を焼きはじめて焼きあがるころに再び台湾が
台湾「お、そういえばあいつから携帯も失敬したんやった。そうや、お前みすずちゃんに連絡してみいや、ええやろ?今度は」
わかば「ああ(ため息)わかったから携帯貸せ」
と言ってみすずちゃんのお家の番号をかけるとみすずちゃんの父・ラーメン屋の大将のおやっさんが出た
わかば「あ、おやっさん。ご無沙汰してます。わかばです。ええ、元気にしてますよ。心配?ああそれはご迷惑をおかけしてすいません。ちょっと用事がありまして。え、徴兵?いやいや違いますよ。日本にいますよ。どこ?ええっとまぁ一応関西圏なんですけどね。三重?いえ、その反対側ですわ。すいません今みすずちゃんいてますか?え?なんか知らんけど突然『京都に行ってくる』言うて旅支度して今朝から出かけた?・・・・ああ、それやったら携帯の方にかけてみますわ。は〜〜い失礼しま〜す」
そう言って携帯を切ると『まさか』という渋そうな顔をしてみすずちゃんの携帯にかけた
わかば「もしもし?みすずか?俺やわかばや。え、無事?んん、まあ一応は。え?今かこっち(みすずちゃんは2人が北朝鮮にいると思ってます)来るて?今、舞鶴?はあ・・・(と、ため息)これから船乗ってこっち来るから待っとってて?ええ、でも便が無いやろうが?密航?もう船乗った?あんなぁ、今からすごい大事な事言うからよう聞けよ」
そう言うと思いっきり鼻から息を吸い込んでこう言った
わかば「みすず、それ北朝鮮行きや無い。ロシア行きや。早よ降りぃ!
ええ、違うよ〜〜。舞鶴からは北朝鮮行きの船は出てません。え?でも韓国の北の方行くって?それはロシアのウラジオストック言うところでしょうが。違う国やってば。それにな、俺ら日本におんねん。え、前北朝鮮に潜伏したって言ってた?それはこいつ(台湾)が嘘ついたんやないか。え、なんで嘘つくの?知らんがな、こいつが君をからかおうしてたんやんか。怪しい?本当は浮気とちゃうんかって?それは絶対してませんって。大変やってんから、だから信じてよホンマ。とりあえず君は船を降りなさい。俺向かえに行くから、こっちの予定が決まったら連絡するから。ほんじゃな」(携帯切る)
わかば「おう、こんでええか?」
台湾「(またしても焼けた肉をすべて食べ終えてから)ええんちゃう?」
わかば「・・・・・・」
台湾「でもよかったやん、みすずちゃん舞鶴やろ?こっからやったら2、3時間でいけるんちゃう?」
わかば「そやな。さっさとみすずを拾って大阪まで帰るとするか」
と、そこで悪党から奪った携帯が着信を知らせるバイブで振動をはじめたのでした
つづく
台湾ヤマハ&わかばマン 「 the woman with shock doctrine」
え〜、書くのが遅すぎてどうしょうもなく時代の変化に対応できなくなってしまったこのお話ですが最後まで続きます。
悪役の設定がもうリアルでの誰にあたるのかおわかりいただけるかと思います。
芸能人でなくスポーツ選手をCMに起用したがる企業とかその周辺の日韓トンネルとかに絡んでる連中な(笑
このお話はフィクションであり、登場する個人・団体・事件等は実在しません。お話の事件みたいなことが本当に起こっても当方とは一切関係ございません。
今回は謎の女ドゥさんが答えて答えて答えるの巻です。
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ドゥ「アタシが知ってること言うたら・・・」
と切り出したドゥの言葉を固唾を飲んで聞く二人。
ドゥ「ショック・ドクトリンやるいうことだけやな」
台湾&わかば「はあ?」
ドゥ「ナオミ・クラインいう人が災害便乗型資本主義いうてこの言葉を使いはったんや。天らはそれをやろうとしてるんや」
わかば「そういや、俺らが運んでた荷物はコンクリ詰めされた死体やったけど・・、やつらの目的は?」
ドゥ「わかれへんけど、多分やで、多分やけど水道事業の独占やろうで。その死体がどう関係あるかはわからん。今アタシも調べてる途中や」
台湾「ところで、あんたは一体あいつらの何やねん。俺らは俺の革ジャンの趣味があんたと一緒やったから関係者や思われて拉致されたんや」
ドゥ「(台湾の革ジャン見て)ああ、ハインゲリックな、確かに革ジャンのコレクターやけど、あいつらよう調べとんな〜」
わかば「で、あいつらは?一体何なん?あんたの妹とか包帯グルグル巻の大男とか」
ドゥ「包帯って・・、山之口!?あ、あの包帯グルグル巻の下はおにぎりせんべいみたいな肌になってる奴やで?」
台湾「そうそうそう」
ドゥ「そうか・・・、あのコも来てんのか・・」
台湾「んで、あんたは何者やねん?」
ドゥ「奴等の昔の仲間・・・、とだけ言うとくわ(脱ぎ捨てたF2ジャケットのポケットからゴロワーズを出して火をつける。その後台湾たちにゴロワーズとライターを放る)」
わかば「(丁寧にお礼を言って)おれはたばこ吸わん」
台湾「(たばこに火をつけて)なんや、フランスのたばこいうのはどれも辛いなぁ・・、合わんわぁ」
わかば「こら、もらっといてケチつけんな!」
ドゥ「とりあえず、あんたらが無事でよかったわ。アタシや天についてはもうこれ以上詮索せん方でええで」
と、その時、台湾のアックスボンバーでのびていた猿回し軍団のボスが意識を取り戻して唸り声をあげた。それを聞いたドゥはボスに駆けよりボスの首をプーマのモトクロブーツで踏みつけた。ベキッという音とともにボスは面白顔になってあの世に逝った。
ドゥ「これがアタシやあいつらの世界。あんたら見てのとおりや」
台湾「ああ、わかった。一目散にここから離れるわ。できるだけ遠くに逃げた方
がええんやな?」
ドゥ「そうかもしれへんな。ほなドゥさんいぬで。火の始末はしといてや」
そして、ドゥはバイクの左側に立ってエンジンをかけ→サイドスタンドをはらい、ギアを1速に入れ、左足をステップにかける→クラッチを離して車体を走らせて→スピードが乗ってから跨る
という方法で足の長い人しか乗りこなせないBMWR1150GSを150cm未満の身長のドゥは走らせた。
さて、残された台湾とわかばも、ボスの死体から財布と携帯をいただいて、倒れていたトライアンプを起こして2ケツで山を降りたのでした。
つづく
台湾ヤマハ&わかばマン 「 the woman in a man’s world」 」
え〜、本当にやる気が失せてしまいまして皆様にはご迷惑をおかけいたしております。
前回解説したような理由もさることながら、ツイッターを拝見いたしますと、昨今の社会情勢に対する分析やら何やらが素晴らしく社会に対する懸念は段々晴れていきましたね。
私が敵視する、というか現在権力を持ってて悪行を働く連中の分析とか対策とかがかなり出てきてておもしろいですわ、ええ。はてなは正直「勝ち組ホワイトカラー」ばっかで自分の立場を悪くする理論は何があっても出てこないの。結局これがあらゆる理論の盲点になって破綻する。
んでサブカル系の連中は異端が嫌いなのか私が今やってる「脳内映画」の作風にまでいちゃもんつけてくるしね。(そもそもタダで見れるもんにイチャモンなんて・・・)大阪にグレートリセットはいるかどうか知りませんがはてなには要るわ、と思ってます。
それでは続き行きましょう。このお話はフィクションであり、登場する人物・団体・事件等は一切実在しないんだけど実際の山陰地方はお話と同様くらいド田舎です。
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頂上にヒルクライムでたどり着き、敵を全て倒した台湾、わかば、ドゥの3人は草むらに座り込んでぐったりとした。その中でバイクのクチバシの部分に重しとして乗せられたわかばが股間とお尻を押えながら四つん這いでうずくまっている。
台湾「あ〜〜、なんとか助かったな〜〜」
わかば「う、うるさい!お前だけは生きて帰れたらこの手で葬ったる〜〜、いててててて」
と言いながらわかばは立ち上がって台湾の胸ぐらをつかむ
台湾「なんや一体?も〜〜」
わかば「お前は助かって万々歳か知らんけど俺はさっきほんまに死にそうやってんぞ!!」
と言い合いになってるところにドゥが落ちていた棒切れを持って2人の頭をど突いた。
ドゥは先ほど木々の間をくぐって崖を駆け上がる時に木の枝で引っ掛けたらしくF2ジャケットの袖を破いてしまったらしく、ジャケットを脱ぎながら語った。
ドゥ「何を内輪もめしてんの?あんたら何回もさっき殺されそうになっててんで。アタシがおらんかったら死んでてんで?アタシみたいな親切なおねえさんが通りかかることなんか今後ありえへんねんやから。わかってんの?さっさとお帰りて言うたやろ?」
と、ど突かれて振り向いた2人は同時に
台湾&わかば「おねいえさん?」
ドゥ「なんや?背はちっこいけどあんたらより年は上やで」
わかば「それは・・、わかるんやけど・・・、見たとこ俺らよりはるかに年上に見えるンですけど・・・」
と、わかばが恐る恐るドゥの頭を指差した。さっきまで被ってたキャスケット帽が先ほどのヒルクライムで取れたのだ。帽子の中の髪の毛はペチャンとセンター分けになり、センターの生え際を中心に白い根元がくっきり見えて忠臣蔵の討ち入りの羽織のようになっている。長い黒髪は実は総白髪なのだ。
それを指摘されたドゥはびっくりして頭に手をやり、帽子の不在を確認して「うわ〜〜」と狼狽しだす。あわてて倒れているバイクに向かい、倒れた状態でエンジンをかけてアクセルをひねると倒れた状態のバイクはドゥの回りを忠実な馬が懐くかのごとくぐるりと一回転してドゥの前で立ち上がった。アクセルを離してるので当然エンストするがすかさずサイドスタンドを立てて車体を安定させる。そして車体後部両側についてるパニアケースの左側を開けるとドサッとギュウギュウに詰められたいろんな帽子が落ちてくる。その中から良さげな帽子を取ってかぶりサイドミラーで形を確認してからまた2人に近づいて気を取り直して
ドゥ「ええか!?あんたら、アタシの言うことがホンマやってわかったやろ?アタシらの世界はあんたらがおれる世界やないの。サッサとお家帰って2度とワタシの世界には関わらんこと、ええな!」
台湾「あんたらの世界って、何の世界?」
ドゥ「そらあんた、そこに倒れとる・・・んん!!?(と言って倒れてる追手の最後の一人を見て)こ、これ!!(上の動画の革ジャン)さ、探してたヤツやん!」
と、飛びついて革ジャンを脱がしにかかるが例によってピチピチなので脱がしにくい。「なんやこれピチピチやん。猿回しの衣装やないねんで」と文句たれながらそれを脱がして自分で羽織り、「おほ!サイズぴったりやん!」
とミラーで確認しながら大喜びで跳ね回る様はまるきり小学生である。それを呆れてみてる台湾とわかばに気付いて我に返り「コホン」と咳払いをした。
台湾「もう、ジャケット買えたらドゥや無くなるな」
ドゥ「?」
台湾「F2ジャケットをエフドゥ言うからあんたのことをドゥって呼んでたんや、本名が通やて聞いて笑ってもうたで」
ドゥ「(「ドゥ」の話を聞いて「いらんこと言わなよかった」という顔をした後で)どこでアタシの名前聞いたん?」
わかば「あんたの妹のヌーから聞いたんや」
ドゥ「ヌー?アタシ一人っ子やから妹なんかおらへんで」
台湾「でもあんたにそっくりなロンドン留学してたとかいうおばはんは妹や言うてたで」
ドゥ「ヌーって天のこと?あれ妹になんの?まあ・・・お父ちゃんは一緒やけどあいつの家とは全然関わりないで」
台湾「ほう、あんたが通であいつが天か。ほしたら三女は閣か?ほして名字は日立とか?」
ドゥ「閣は私と天の兄や。もうだいぶ前に死んだけどな。ほんで何の用事で天がここおるか聞いた?」
わかば「世の中を変えてエリートだけが生き残る世界にするとか何とか。具体的には何も聞いてないよ」
ドゥ「何がエリートや!田舎でうなぎの養殖やってた家の子のくせに」
台湾「確かにエリートっぽかったよ。あんたより顎が出てて歯並びもあっちの方が段違いにええからジャケットで決めたら貫禄あるわ」
ドゥ「はぁ?あいつ昔顎なし出っ歯やってんで。今の(整形)技術は凄いなぁ・・」
台湾「あんたこそ、あのヌー、いや天とかいう女がここで何しに来たんか知ってるんちゃうん?」
ドゥ「あたしが知ってるんは・・・・」
と、語り出したところで今回は終了して次回に続きます。