悲しき名優
先日はプロデューサーズを観たので、ふと思い出したこの方について書きます。
この人の主演作にはこんなのがあります。
この映画、原作はカート・ヴォネガットの「母なる夜」
- 作者: カート,Jr.ヴォネガット,飛田茂雄
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1987/01/01
- メディア: 文庫
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カート・ヴォネガットといえば、面白悲しい小説を書かしたら世界一のアメリカの文豪ですね。
第二次大戦中にアメリカのスパイとして表向きナチスに協力するテキサス生まれの劇作家ハワード・W・キャンベルJrを演じるニック・ノルティ。
この映画のポスターがなんともいえないマヌケなもので、ナチスの親衛隊の恰好をしたノルティさんが操り人形よろしく糸で操られてる図なんすね。
劇中もナチスの軍服を着てBMWのバイクを乗り回す姿がかなりイカレてたんですが・・・
原作はもっとスゴイっすよ。
原作といっても別の作品、「スローターハウス5」(これも密かに映画化されてる)にカメオ出演してる時だけなんですが。
このハワードさん、ナチスの軍服を着ないで
勝新太郎のようなテンガロンハットに
フレディ・マーキュリーのような全身タイツに
そして左腕にはハーケンクロイツの腕章という出で立ち!!
この小説を読んだ時はさすがに大爆笑しました。
残念ながらそのコスチュームはノルティさんには着てもらえませんでした。
映画の出来がなかなかよかっただけに本当に悔いが残ります。
でも、”ブルックリンのフューラー”って呼ばれてるSSのコスプレしてる黒人のナチス崇拝者のオヂサンはかなり面白かったです。
ビデオ屋で見かけたら是非一度みてほしい映画ですね。