2009-01-01から1年間の記事一覧

自己ベスト3

というわけで09年を振り返って当ブログでおもしろかった(自分が)記事をベスト3であげようと思います。3位 DOPEでGO!この記事書いたあとにのりPとお潮の事件が起きた。 おまわりを刺激してしまったかと思うとご両人に申し訳ないような気持ちになるなぁ…

さらっと受賞式

当ブログで09年に管理者fabriceが見た映画に賞をあげたいと思います。賞はベネチア国際映画祭(獅子)やベルリン国際映画祭(熊)にあやかって優秀な順に金蚤(ノミ)賞、銀蚤賞(笑 とし、その他特別賞等ございます。 金蚤賞 「ハロウィン(ロブ・ゾンビ…

C’est PATIMON!!

さ、そういうわけで「特定の人には拷問」な映画をお届けします。まずは厳罰犯罪抑止力論者の人にはですね、ただいま大好評(統計は見てないけど、シリアスな内容を鑑みるとまさかの大ヒットといえる)公開中の「パブリック・エネミーズ」そして「ハロウィン…

拷問映画傑作選

’00年代の映画界の潮流として「拷問映画」の台頭というのがございます。なんといいましょうかねぇ、僕自身このジャンルが苦手というか、イジメとかでトラウマ(僕の場合は教師によるものだけど)を持ってる人間には絶対受け付けないジャンルなんじゃなかろ…

サンフランシスコ死闘篇

僕の人生のテーマである60〜70年代、サンフランシスコ、ベルボトムが全て出てくる映画ということで語らないわけにはいかない「ミルク」なんです。前回の「モンゴル」から数百年、究極の「俺イズム」とロケンロールな感性が世界を再び熱くする時が来たわ…

蛮族上等!

みなさん、サンキュー・サタン!!今年はこの聖なる日をどうやって汚そうかアレコレ思案したんだけれど全くアイデアが浮かばんかったのでキリストの深い愛がおよそ及ばぬ蛮族の王チンギス・ハーンの映画を紹介するぞ。念のため書いとくけど上のトレイラーに…

書くことねっす。

というわけで見たきたっすよ「パブリックエネミーズ」でね、劇場行ったら満員御礼なのよ、これが。マイケル・マンってそういや「ラスト・オブ・モヒカン」とか女性の集客もうまい人だったよなぁ。内容ももう僕が何かを書くことなくなるくらいわかりやすくて…

変態島ん

前回に続き「変態島」の解説だす。面倒くさくなったのでチャッチャと切り上げて次回は今年最高の話題作「パブリックエネミーズ」について書きますんでよろしく。本当はタイトルの「変態島ん」のダジャレがやりたかっただけなんですけどね。この企画。実際僕…

クリスマス・プレゼント

最近「変態村」について書いたら「変態村 結末」 で検索してくる方がいらっしゃいます。なにしろシュールな映画ですから見ても意味がわからかった方なのかと思い本日はクリスマス・プレゼントとしてこの映画について白字で解説いたします。 解説ながらネタバ…

알았어(アラッソ)

というわけで「チェイサー」です。元ネタは日本でも話題になった「あの事件」連続猟奇殺人犯に拉致られたデリヘル嬢を救出すべく夜の街をかけめぐる元締めのオッサンを描いてるんですが・・・ 様々な社会問題を内包しつつも人間の内面性に迫る重厚なストーリ…

うっ生まれる!

「変態村」に続いてファブリス・デュ・ヴェルツ監督が放つ「変態島」今回はイギリス・フランス・ベルギー合作で全編英語です。んで、今回は監督による解説がDVDについてないんでyoutubeで探しました。う〜ん、相変わらずホンマモンのオーラが出てますね〜(…

ホンマモンです。

え〜、奇しくも僕と同じ名前(笑 のファブリス・デュ・ヴェルツ監督の大出世作「変態村」この映画が話題になったのが2005年くらいで、その後アメリカで「ホステル」が作られて話題になって「SAW」がシリーズ化して満員御礼、とうとうこの手の拷問映画の…

Cherchez la femme!

おそらく数世紀もしたら「ゲド戦記」よりも高い評価がされるようになるであろうと確信してる名作「アヴァロンの霧」のドラマ化、大ヒットした原作が何故なかなか映画化されないのかと思ったら俳優のジェームズ・コバーンが版権買い取って死ぬまでキープして…

濃い

これを借りるつもりだったのに間違ってこれを借りてしまった。「初体験 リッジモント・ハイ」ま、いいか同じショーン・ペン兄貴が出てる映画ってことで一緒一緒(違。青春映画ということで高校生役が ショーン・ペンジェニファー・ジェイソン=リーフォレス…

参加します。

こちらの企画に参加させていただきます。映画ゼロ年代ベストテン10位 XXX もろに「ワイルド7」のパクリ。でもよく実写化したものだ。9位 アメリ ジャン=ピエール・ジュネが放った奇跡の一作。その後この人の悪い癖「メリハリのない展開」が次作でもろに出…

パクリじゃ!

23作目にさしかかり、いよいよ佳境に入ってきた「SAW」シリーズですが(ウソだって)この悪夢のゲームの仕掛け人ジグソーくんってどっかで見たことありません?サタンの爪だあ〜〜〜!!!

恐怖奇形美女

すいません、前回の続きなんですが、実際に「社会の底辺をさすらいつつなお神々しいまでに美しい女性たち」というのが結構な割合で実在するというお話だったんですが、あまり具体的に話を進めるといろんなところからお叱りを受けるので書けません。申し訳な…

失われた美女を求めて

え〜、エミール・クストリッツァ監督の大傑作の一つ、「黒猫・白猫」でんねん。話は飛ぶんですが僕は京都が嫌いです。理由は鼻持ちならんから、以上。んで、関西というか近畿地方をですね、西ヨーロッパに例えてみますと、イギリスとイタリア(宗教的には水…

神は細部にだけ宿る?

いや〜、すごかったなぁ、「2012」カタストロフ映像だけでもお金払って劇場で見る価値あったわ。んで、映画としてどうかというと、これが「細部のこだわり」に腐心して「話の根幹」自体が結構適当なんすよね(笑ストーリーは昔イギリスでよく作られた「…

地獄だ!

しまった、先を越された。この映画を元ネタに年末特別企画で「変態地獄」というのを考えていたのに。いろんな変態がいろんな思惑で一所に集まってドッカーン!というパターンのお話でした。没ですね。またネタ考えます。

ウソはダメ!ゼッタイ!

え〜と、僕はこの映画が非常に嫌いなんですね、何でかって言うと主人公のロベルト・ベニーニさんが僕の親父とキャラ一緒だから。ま、実際にはこんな無茶なオッサンではないにしろ周囲にはとにかく都合のいいウソをばらまくクセがあったのよ。そして本人は全…

嫌な予感

いや〜、なんかねぇ、この時期にジューイッシュ・エクスプロイテーション(敵役はもちろんナチス)な映画ができるというのはねぇ、要するにアレでしょ?アメリカ国内で「中東攻めろ!」って気運が薄れて「なんでこんなむちゃくちゃになっちまったんだよ!?…

よっしゃ!とりあえず

「イングローリアス・バスターズ」大盛況!!!え〜と、この映画はですね、ユダヤ人(だからと言うてあんなコテコテなのばっか集めなくてもいいだろう、という感じのやつらばっか)が憎き人類の敵ナチス・ドイツをかたっぱしからぶち殺しまくる!!これが面…

南半球FUCK YEAH!!

え〜、ローラント・エメリッヒ監督最新作の「2012」だす。んで、前作は「はじめ人間ギャートルズ THE MOVIE 紀元前1万年」でしたね。 なんだよ、この南半球原理主義 「最初の文明はアフリカから生まれたんだぞ〜!」とか「マヤ文明の予言(?)は正しい…

東映スカーフェイス

というわけで「顔に傷」のお話です。 (関係ないけど上のPVで素っ裸にされてるジム・フローレンティンさんはアメリカの伊藤政則さんみたいな人だそうです)その昔、京都というところは時代劇が盛んに作られておりまして、明日のスターを夢見る美男美女が日本…

なんだかなぁ・・

あ、違った ってわけでこの映画、ものすごく問題があるって話だったっけ? 要は主役のチーム”ヴィクターズ”ってのが結束が弱くってすぐに都会の金持ちバイカーに寝返るヤツばっかなんだな。 んで、裏切り者にはすぐに制裁を加えるんだけれどそれって連合赤軍…

コーマニズム宣言

というわけで「ヘルライド」だぜ。タランティーノがプロデュースしたこの映画、60年代に作られたB級バイカームービー(ロジャー・コーマンがよく作ってた)へのオマージュ・・・・っていうかそのものでコーマン(注;映画監督の名前です)丸出し!!!って感…

ゼア・ウィル・ビー・007

いや〜、「ゼアウィルビーブラッド」なんですけどね。なんと言っても主演のダニエル・デイ=ルイスがショーン・コネリーに見えてしょうがないんですね〜。「ギャング・オブ・ニューヨーク」ではトルストイによく似た人を演じてたんですが今回はショーン・コ…

そんなにシュールか?

前回はすっかり眠くなってしまいまして、途中で切り上げてしまいました。変な文章になってたんで一応最低限の部分だけ加筆しておきましたんでよろしく。んで、ガイ・リッチーのファンの方の「リボルバー」に対する反応ってのが非常に芳しくなくて(「わけわ…

答えはここにあります

引き続き「リボルバー」について書くんですが、もうちょっと脱線してこの映画のおそらくはモチーフになったであろう、アメリカの作家ジム・トンプソンとその作品について書きますね。この作家兼脚本家さんというのが50〜60年代に犯罪小説を多数発表して、フ…