Cherchez la femme!
おそらく数世紀もしたら「ゲド戦記」よりも高い評価がされるようになるであろうと確信してる名作「アヴァロンの霧」のドラマ化、大ヒットした原作が何故なかなか映画化されないのかと思ったら俳優のジェームズ・コバーンが版権買い取って死ぬまでキープしてたんだそうで・・・おやじぃ!!
このお話はですね、アーサー王伝説に出てくる王の姉にして魔女のモルガン・ルフェイ(モーゲインと表記されてますがカート・コバーンの名字と一緒で ai はアーと読んでくだされ。英語じゃないんだよ)を主人公にした歴史の裏の大陰謀を扱ったお話です。
基本的にこのお話のテーマは「反キリスト(カトリック)教」でして、いかにキリスト教が(男尊女卑の性質故に)女性と少数民族の権利を踏みにじってきたかを魔女の視点から描く(本当はもっと複雑なんだけど)というものでして、この作品アメリカではかなり有名なので昔カトリックのアメリカ人だった僕の大学の恩師の人の研究室の本棚にこの本が置いてあったんですね。さすがにあの時はビックリしましたけどね(笑
んで、このドラマ(TVシリーズらしい)が僕のいきつけのビデオ屋のどこにも置いていないということで「Cherchez la femme(事件の裏に女あり)」のテーマであれこれと書いてみようと思います。陰謀の裏にうごめく女たちほど魅力的なものは無い。ビデオ屋よ、「アヴァロンの霧」をちゃんと置けよ、と。
まずは僕の近所で実際にあった事件から。
え〜とですね、あるヤクザの夫婦がおりまして、その夫というのが凄まじいDVを奥さんに連日振るっておりました。で、たまりかねた奥さんは夫が寝ているスキを見つけて拳銃で夫の頭を撃って殺害、その後確実にとどめを刺すために心臓に包丁を突き刺しております・・・・って
僕も新聞で記事読んだだけで詳しくはわからないんですが、夫のDVにたまりかねて殺害したにしては妙に 犯行がプロっぽいんですわ
まぁ、ヤクザのお家ですから拳銃くらいはあるでしょうし、奥さんも使い方を知っていてもおかしくない、しかし最後に止めに心臓を一突きってのは、いわゆる 作業完了報告 的な感じですよ。実際ヒットマンって銃でメッタ撃ちにした後で最後に心臓への一突きをするパターンが僕が知ってる事件でも何件かあるし、クライアントに対するヒットマン側の誠意(キチンと仕事を終わらしましたよ、という)の表れ的なもんですわなこれ。
警察もそこら辺で背後関係調べて見ろよ、と思ったんですがやらんやろうね。そこら辺の警察は。
本当にDVに耐えかねて撃ったのか?それなら夫婦の愛を凌駕するような動機とは一体?はたまた殺害したのは別人か?
と、このように野次馬がアレコレ邪推すると日常的(?)な事件もとっても面白く感じますよね。
こんな感じで今後も「事件の裏に〜」というお話を紹介してみようと思います。(ただし不定期)
それにしてもTVドラマ版の監督、ドン引き監督のウリ・エーデルってところがなぁ・・・・・