ベニスといえば
☆☆☆Cinemanie ニュース☆☆☆
「ベニスに死す」30数年ぶりに再映画化!
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 1993/09/22
- メディア: VHS
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かつて70年代に美少年マニアの女性たちを狂喜乱舞さしたルキノ・ビスコンティ監督の「ベニスに死す」(原作トーマス・マン)が再度映画化されることとなった模様。
今回は舞台を現代のアメリカはカリフォルニア州ヴェニスビーチに移し主人公のアッシェンバッハはアメリカ人の前衛アーティスト アッセンバックへ、そして主人公を幻惑させる美少年タッジオはアフリカンとヒスパニックのハーフという設定になっている。
主演は地元ヴェニスの大御所ロックバンド「スイサイダル・テンデンシーズ」のリーダー(ヴォーカル担当)マイク・ミューア、監督にはマイアミ・バイスのマイケル・マン、そしてタッジオ役には1万人のオーディションで選ばれたビョルノ・アンドレスが扮する。
ストーリーはヴェニス・ビーチに新しくスタジオを作った前衛芸術家アッセンバックが地元のヒスパニックとアフリカンのハーフの美少年タッジオの美貌に魅了され、細菌兵器テロ(原作では単なる疫病)が街に蔓延しているのもかまわずタッジオを捜し求め、絶望のうちに惨めな死を遂げるというもの。
「この映画は近年ここ(ヴェニスビーチ)らあたりに現れだした「アーティスト」連中を風刺してるんだ。彼らはヴェニスを芸術の街にしようとしるんだけど、彼らがここらに移り住んでスタジオを作る様になってから地価が高騰してね。元々はヒスパニックや黒人ばっかりの低所得層に住みよい街だったのに。困ったもんだよな。」
と、主演のマイク・ミューアは語る。
映画のサントラにはマイクのバンド「スイサイダル〜」「インフェクシャス・グルーヴス」の他に同じく地元の「ザ・ドアーズ」などの楽曲も使用されるとのこと。
「俺(マイク)のバンドにも「インフェクシャス(感染する)〜」ってバンド名のがあるから、映画の中の細菌兵器テロが蔓延するっていう設定にピッタリだろ(笑)そして、いつまでもイラクに居座り続けて現地の住民を苦しめ続けるアメリカ軍に対する批判もこめられてるんだ。タッジオ少年はブッシュ支持者が追い求める「自由」という幻想の象徴でもあるんだ。そして細菌テロはそれに対する憎悪の象徴だね。」
「ヴェニスに死す」は現在快調に撮影中。
ってもちろんフィクションですよ。こんな映画作られませんから。オマケにアメリカには行ったことないからヴェニスがどんなところかもよくしりませんのであしからず