思い出さずにいられない

  

今、話題のボラットさんを見て(特に右側)僕としてはこれを思い出さずにはいられません。

80年代のブラコン(死語)系の一発屋「カメオ」!!

あの髭!股間!!おおっ再降臨なされたか!!と思いましたよ。

このバンド、当時のブラックコンテンポラリーというか黒人のダンスミュージックにしか聞こえないんですが、当人たちはあくまでロックに固執しておりまして、当時、世界中のダンスフロアを席巻してた(UK発のユーロビート系は除く)名プロデューサーのナイル・ロジャースがよくやってた白人向けの「粗いグルーヴ」を得意としてました。

これは要するにですな、黒人のダンスミュージックというのはリズムを細かく刻んで刻んで繊細でスムーズなグルーヴをつくるのが特徴だったんですが、それをナイル・ロジャース氏はできる限り簡素化して、必要最小限の粗いリズムで表現してさらにロックならではの「ズン!ズン!!」という腹に響く重低音でダイナミズムをつける、という手法なんですな。(本当はもっと複雑なんですが、ここではこの辺で)


そんな話はさておき、このカメオ、一発で消えてしまいましたが後世に残した影響は計り知れず。

KORNがカヴァーしたり(しっかり手も振ってるし)、

こんなバンドにもカヴァーされたりしてたりすんですな。

そんな矢先にボラットですからね。
「俺たちはこう見えてもロックだ!」という誰もそんなことは知らん、の一言で済まされそうなこだわりをもって世間をあっと言わした(?)カメオ。う〜ん、なんか髭と股間以外にもカメオとボラットは共通点があるような気がしてきたぞ。