君たちがいて僕がいる

「ヴァンテージ・ポイント」見た。

面白かったですよ。前半30分で「掴みはオッケー!」なところはどの映画もだけど、8っつの視点から同じ展開を繰り返すので(その都度新事実が明らかになる)中だるみがない。

そして、後半の街中を縫うようにしてのカーチェイスは「どうせCGだろ?」とか思いながらもハラハラしてしまいました。

キャスティングも予告編みてもらったらわかるように結構無茶。
単細胞頑固親父なデニス・クエイド(「ジョーズ3」に出てた人ですよ)
エイリアン女優シガ二ー・ウィーバー
イーストウッド監督の「バード」でチャーリー・パーカーをやったフォレスト・ウィテカー
そして大統領にあの「蜘蛛女のキス」でオカマ役をやったウイリアム・ハート

その他にもエドゥアルド・ノリエガ(「オープン・ユア・アイズ」に出てた人)とかサブリミナルに豪華キャストなのでまばたきせずにチェックしていただきたい映画ですな。

そして気になるところはイーストウッド絡みのフォレスト・ウィテカーと同監督が大好きらしい「蜘蛛女のキス」(この映画の主演のラウル・ジュリアとソニア・ブラガは後にイーストウッドと共演した)のウイリアム・ハートが出てるということでこの映画へのオマージュもあったりするんだね。

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とりあえずネタバレになるので白地で書くことにしますが・・・


鼻持ちならん口だけリベラル志向の美人キャスターや自分は安全圏で「イケイケどんどん」言う能無しネオコン政治家らがテロにあって皆殺しにされて世界が平和になるっていう展開はさすがにどうかと思うくらいアナーキーな感じがしましたね。

わりとブッシュ大統領とか支持しそうな人のための映画に見えるんですけどね。