何よ!このドロボー猫!!

バカ映画の金字塔として評価の高いこのシリーズ。実際見てみると妙にシリアスというか「真面目くさりすぎちゃうか?」と思うような展開なんですね。

この「2」なんですけども映像がリドリー・スコットみたいに光と影のコントラストを巧みに使って美しい映像を作りつつもアホアホな映画なんですね。でも「美」と「醜」をもっとも不快感を誘うやり方でミクスチャーするエイリアン4のジャン・ピエール・ジュネの境地にはどうしても及ばない。結局「常識」「モラル」「美しさ」「秩序」といった現実世界を支配する社会のルールをこれでもか!とぶっ壊してこそこういう映画としての価値があるような気がするんですが。う〜ん、この手のアメリカ映画は最近このパターンが多いな・・・・



それはそれとして子の映画の千両役者のエイリアンとプレデターなんですが、なんとも言えず姿が女性的なんですね。
エイリアンは創造主のギーガーが女性器からインスパイアしたものらしいので当然としてプレデターの方もアレなんですよ。ロン毛だったりお口の開いた姿なんかにどことなく女体の神秘を感じてしまうわけなんですな。

そんなお二方が夜の闇の中で激しくバトルする姿はどうしても男を巡る女同士の戦いみたいに見えてしょうがないわけなんですな。
ホステスさん同士のバトルというか、メロドラマチックというか。いずれにしてもうらぶれた夜の女にしか見えないわけなんですがね。