感動だったらまかせなさい


と、まぁアイリッシュの御大2名が「全米が泣いた!!」な感動作がヒットしてアレなわけなんですが・・・


何回も書くけど上の爺の方は僕が年末に書いた「無法松のバニシングポイント」に似てますから。

んで下のナインハーフなおじさんの方のもラストが僕のと似てますから。


これは単なる偶然ではありませんよ。何しろ上の2作は僕のパクリだから似てて当然。基本的にこういう感動作のプロットってのは昔から手垢がついた常套手段として存在してたもんでして、それを恥も外聞もなくストレートに文章にして印税ガッポリの似非ヒューマニスト作家の浅田痔瘻が僕はどうしても許せなくて「そんな程度の話ならなんぼでも作ったるわ。ヴォケ!!」とばかりにつくったのが「無法松〜」なんすよ。律儀にネタばらしまでやって(笑


というわけでこういう作品はあまり見ないようにしようとしてたらすっかり更新が減ってしまった次第で申し訳ない。


んで、個人的に残念でならないのが上の2作みたいな作品で「アメリカのアングロ・サクソンでない白人」の人たちの苦悩が描かれていてもそれらを好んで見る日本人の心の中に「ああ、考えてみたら俺たちってこういう人たちに対していわれのない偏見を持ってたんだよな」という反省の気持ちがいっこうに生まれてこないことですわ。

昨今の日本のデトロイト叩きなんてのはもろ北欧系に対する偏見むき出しだし(フジサンケイの場合はそれをやっても商売入ってるからむしろ偏見がないといえる)反省する馬鹿と反省しないインテリだったら前者の方が賢いのは自明の理だろうが?

スラムドッグ$ミリオネア」なんてな作品見て「第3世界にだってちゃんと関心もってまっせ」てな態度とっても本当に第3世界の人が製作した「桜桃の味」(イラン映画)なんて作品だれも見ようとしないでしょうが。



今、映画業界に必要なのは「観る人に反省をうながすような映画」なんだ!!!!!