国士無双
- 出版社/メーカー: コニービデオ
- 発売日: 2005/02/21
- メディア: DVD
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(確か京劇の恋人同士の役の男二人が本当に愛し合う話だったかな?)
この韓国人のオネエチャンの名前のみたいなタイトルのお芝居は中国でも非常に有名で、この劇の話をすると中国人は喜びます。(「シェイクスピアより好きです」なんてリップサービスをつけましょう)
この芝居は「項羽と劉邦」の中の一エピソードを劇にしたものです。
- 作者: 横山光輝
- 出版社/メーカー: 潮出版社
- 発売日: 2001/05/23
- メディア: 文庫
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で、この「項羽と劉邦」の物語にはもう一人、有名な方が出てきます。
皆さんご存知 「韓信」 です。
この男、若いころチンピラにからまれて、男らしく戦うでもなく降参して「股夫」という情けないあだ名を貰いますが、後に「国士無双」と呼ばれる偉大な大将軍になります。
麻雀の国士無双はもとより「背水の陣」やお正月にあげる凧揚げもこの人の発明と言われております。
さえないダメ男から転身して大将軍になった韓信は中国では大英雄ですが、日本では何故か人気はイマイチ。
主君に逆らったり、誰でもがんばったら出世できるという幻想を抱かせる異例の出世ぶりが共産主義っぽい感じがあったからでしょうか?
ただ、この韓信の物語を聞いたのは僕が子供の頃、祖母からであり、どうやら戦前の尋常小学校では国語の授業で教えていたか、民間のポピュラーなヒーローだったんでしょう。
実は十五年くらい(?)前に中国製作で韓信を主人公にしたドラマが作られていたと思うのですが、はまぞう では検索しても全く結果がでません。
おかしいな・・・・
記憶違いだったかな・・・日本で限定発売もしていたはずなんだけど。
いや、そんなことはない!間違いなくあった。
だってそのドラマのビデオの広告を「歴史読本」かなんかで見て僕の親父が怒ってたもの。
「こんな名前に <韓> が付いているようなヤツをヒーローにしたらまた韓国が図に乗るじゃないか!韓と名の付くヤツはクズ扱いでええんじゃ!」
・・・・・・・・・・・・・
どうやらこれが韓信が日本で人気が無い理由のようです。
*映画で検索しても出てきませんが、韓信は歴史小説界ではやっぱり今でもヒーローです。
ジャッキー・チェンの「酔拳」でも主人公のモデルにされていましたね。
(ジャッキーがケンカに負けて股をくぐらされるシーン)