男の三ヶ条

id;washburn1975 さん のところで、ワイルド7について語っておられましたので、その男気に応えるべく(?)僕もワイルド7の作者;望月三起也について語ります。


望月先生といえば、かつては松本零士と人気を二分した、戦争漫画の巨匠であります。

松本先生がシーア派だとすると望月先生はスンニ派といえるのではないでしょうか?
(どんな比喩なんだ・・・)


ちなみに僕は間違いなく望月派であり、それ故、松本零士ファンと度々ケンカになったことがあります。
(作品にみられる視点の鋭さとディテールについて、松本先生は望月先生の敵ではないと思っております)


望月先生の戦争漫画の代表作といえばやっぱりコレ

個人的に戦争漫画の中ではナンバーワンだと思っております。

この映画はこの「最前線」のパクリといえるシーンが一杯です。

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ジョン・ウーは望月漫画ファンであることを公言しておりましたし、この映画でも

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やはり、バイクでアクロバットな技をみせたり、想像を絶するような悪役との対決シーンがあったりと、望月イズム全開でした。

トドメはコレ!!

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何から何まで、「ワイルド7」のパクりまくり!!
あまりに見事にパクるので怒るどころか逆に恐れいってしまいました。




そんな、世界のトップフィルムメーカーたちにパクられまくっている望月先生の漫画、その中には一貫して貫かれる思想があります。


「男の三ヶ条」です。


1)群れない

2)言い訳しない

3)ヤセガマンを貫く
です。

どうも、ドラマの中にこの要素がないとお話が盛り上がらない上に、主人公に感情移入できないのだそうです。

僕はこの男の三ヶ条にすっかり感化されてしまい、アクション映画なんかを見てもこの掟を主人公が守っているか?巧くそれを盛り込んでシナリオを作っているか?なんてところを見てしまいます。

で、この男の三ヶ条を以外なくらいキッチリ守ってシナリオが書かれていた映画がコレ

この映画でのリチャード・ギアには本当に恐れ入りました。

あまり評判のよくない映画ですが、望月原理主義の僕は大満足してしまいました。