青春とは?

ルード・ボーイ [DVD]

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すいません、くだらないタイトル付けて。

とりあえず、一本映画をご紹介、といっても僕これ途中までしか見てません。

イギリスのパンクバンド「ザ・クラッシュ」の映画です。


最初のシーンで、街にデモ隊が溢れかえったロンドンを建物の窓から見下ろしているいかにも女にもてなさそうな主人公の図が出てきます。

その目はなんとも冷めた目つきです。


そして、激しく自分達の権利を主張するデモ隊に向かってツバを吐きかけて窓を離れます。



はっきり言ってこの映画、クラッシュのライブとこのシーンしか見るべきところなかったです。


この当時、ロンドンで激しくデモを繰り返していたのは主に有色人種の連中ですが、主人公は白人、つまり、部外者です。


貧しく、希望もなく、ついでに女にもモテナイ主人公は彼ら(同じく貧しいけど生き甲斐を持っている連中)の中に入れないことへのルサンチマンから、ツバをはいたんですね。


この主人公、自分自身というものをこの時自覚したのです。

そして、次、

回路 デラックス版 [DVD]

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黒澤清のホラー大作。
この映画の冒頭で、長い間、無断欠勤していた男の同僚が男の自宅を訪ねます。
男は元気そうで、普通に会話するのですが、突然自殺します。

ストーリーはさておき、悲しいことに僕はこの男の心理が理解できました。

人と接することで自分がいかに孤独な人間かを痛感したのです。

物理的に一人ぼっちだったら自分が孤独な人間かどうかは逆にわからないんですよね。
だから僕は一人が非常に楽!!!!


かつて、幼年時代、大家族の最年少(最年長は明治生まれの曾祖母)だった僕はその反動でか一人がとても好き。

っていうか、人間って孤独が以外と好きですよね。自分がなりたい自分でいられるから、

つまりは、自分にウソがつけるんですよ。



そんなウソツキから脱皮して社会と関わるうちに本来の自分というものを良くも悪くも認め、そこから人間として成長していくのでしょう。

しか〜し、認めてばかりじゃ人間が小さい!!
だから抵抗したりもするべきなんですよ。


結論

青春とは自分(自我)の社会に対する戦いであり、最終的に「自分」は負ける。
というか社会に一体化する?

参考:

赤と黒 [DVD]

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