豚とスケバン

豚と軍艦 [DVD]

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今村昌平の大傑作の「豚と軍艦」

この映画では長門”スカジャン番長”裕之扮する主人公欣太が最後のシーンで売り飛ばされる運命の豚を銃で脅して解放させます。

強者に利用され、捨てられるだけの弱者であることを自覚した欣太が豚を解放することで自らも支配から解放しようとする象徴的なシーンであると言われております。

そして

ドーベルマン刑事 [DVD]

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何故か検索できませんが、コレではなくて千葉真一主演 深作欣二監督のヤツなんですが、
原作を完璧に無視して千葉ちゃん扮する加納刑事が沖縄から黒豚を連れて東京にやってきて事件を解決するという珍作です。
(深作監督は何故かこういう作品に名作が多い)


で、弱肉強食の大都会「東京」で生き残るため、強者になって己を見失っていく人々を目の当たりにした加納刑事はラストシーンで、食用のために連れてきた黒豚を解放して、沖縄に帰って行きます。
ここでもやはり、無力な弱者たる豚を解放することで自らを弱肉強食の掟から解放します。


「スケ//”ソ刑事」なんですが


スカジャン番長の長門ドーベルマン一族(あとは千葉真一ヴァンサン・カッセル)の竹内力に見守られたあややはどうやら豚の代わりにいじめられっ子たちを解放するようなんですが・・・

野ブタ。をプロデュース

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確かに豚=いじめられっこたち という図式はなんとなくわかるんですが、事件の解決は結局学校という枠の中で苦しんできた彼らを解放することに果たしてなるのかな?という気持ちにはなります。


結論


健太監督は次回作で「解放」をキチンと描け!