昔習った・・
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今年話題をさらった映画「300」なんですが、この映画で語られる「テルモピュレイの戦い」というのはですね、その昔学校で授業で習うことになってたお話なんだそうでして、60、70代くらいのお爺さんお婆さんだったらひょっとしたらレオニダス将軍の名前を覚えてるかと思います。
大戦中の神風特攻隊なんてのも恐らくはこの300名の犠牲からヒントを得て考えられた部隊であり、作戦だったのかもしれません。(玉砕すればいいってもんではないんだけど)
レオニダスが最後に「旅人よ〜」とか言い出すのは実際にこの人が後世に残した辞世の句でして、レオニダスの名は忘れても上の句を言えば思い出す爺さん婆さんもおるかと思います。
さて、レオニダスが何故そこまで少ない人数で大軍を相手に戦うことにこだわったかと言うと彼の父親が不名誉な死に方をしたため一族の汚名を払拭するために命をかけなければならなかった、ということらしいんですわ。
というと、「300」の中には一族の汚名をそぐために300人の中に無理して入ろうとしたせむしの人が出てきますな。
どうも映画にもレオニダスにもあまり知識がないワタクシなんですが、恐らくこのせむしの人はレオニダスの分身として創られたキャラなんではないかと思います。
生まれながらの軍人とはいえ、人間クサイ部分もあった、ということなんでしょうね。
ちなみに軍事国家スパルタなんですが、ここは先住民族を武力で奴隷化してコキ使うことによって繁栄した国なんですな。だから映画にあるようにペルシャの侵略を批難する資格は現在の価値観から言うと全くありません。し、弱い子は捨てる習慣も数を抑制するためと考えればわが子には厳しい習慣でも奴隷には優しい(食い扶持が少なければその分それを支える奴隷の負担は減る)習慣だったかも知れません。