今度のボンドは・・・・   

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新しくダニエル・クレイグさんがボンドをやる007シリーズ最新作「カジノ・ロワイヤル」この作品は原作では第一作ということで

ボンドがとにかくシャバいのです。

ボンド(「絆」のほかに「拘束」の意味もあり)の名にちなんでか、敵役の「ル・シッフル」というヤツに拉致られて拷問されてるところをル・シッフルが親玉のKGBの予算削減に伴う粛清にあい、ぶち殺されてラッキーにも助かってしまうというラストだったはずなんですよ。

果たして、映画版ではこの展開がどのように消化されてるかというと・・・・

そのまんまぢゃないの。

とりあえず、話は現代風になってるし、アクションはいつになくキレがあるし、シブみのある演出も冴えてて楽しめましたよ、ええ。


それにしても、何で今さらカジノ・ロワイヤルなんかやるんだろう?と思ってたんですが、最近英国マンチェスターにラスベガスを凌ぐカジノを建設する計画があるそうで、そのPRのためかと一瞬思ったんですけどよ。

ところがどうもそれはアテが外れたようでして、「世界一ガラの悪い英語と言われるマンチェスター弁でお馴染み(?)の場所にコジャレたカジノなんぞ作ろうが知ったことか」と言わんばかりにわが道を行くボンド映画な上に持ってきて主演のダニエル・クレイグ氏がリバプールFCのファンであることを公言したり、マンチェスターの「マ」の字も出てこないんですな。

どんなに世の中変わろうがボンドはボンドである、ということなんでしょうね。

それにしてもボンドのヘアスタイル(前作あたりからずっと一緒)は普通のオッサンがやるとラウンジでマティーニどころか屋台で鬼殺しって雰囲気にしかならんだろうな・・・