勝手にアカデミー賞
え〜、今年も残すところあと一週間と相成りましてここらで一発このブログによる映画賞なんぞを企画してみました。
題しまして「cinemanieアカデミー賞」ということになるんですが、賞があるからといってトロフィーとか景品とか、あるいは今後このブログにてへヴィローテーション的にしつこく宣伝してあげる、なんてのも一切ないんですけどね。
それでは一発目
・ベストドレッサー賞 マーク・ウオールバーグ
え〜、「シューター」の雪山での白いムックみたいな爆笑カモフラと「ディパーテッド」での変な髪形で強烈なインパクトを与えてくれたマークさんが他の追随を許しませんでした。
これは、名優 故殿山氏の素晴らしい功績を讃えて勝手に作った賞でして、さえない、地味だけどいい味出してる俳優さんに送る賞です。
で、なんで地味でもない徳重さんが受賞かといいますと、「俺は〜」での「場違い力」を活かした死にそびれた特攻隊員(しかも歌が好きな隊の中にあって唯一のオンチ)の役が泰司ズムを感じさせてくれた点です。
実はこの人の映画今年は見てないんですけどもスレンダーさと妖しさと美貌のわりに男性受けしなさそうなところに今日子イズムを感じてましたんで、今後に期待したいということも含めての受賞。
・最優秀監督賞 ロバート・ロドリゲス
「グラインドハウス プラネットテラー」は「ターミネーター」へのオマージュが炸裂してるのにブルース・ウイリスが出てるという無茶っぷりはこの人ならではでしょうな。
・最優秀男優賞 クリスチャン・ベール
この賞差し上げるから頼むからクリストファー・ノーラン監督と組むのはやめてください、ベールさん。ノーランはアイリッシュなのに同郷の憂国の士を蔑んでエゲレスに媚びる売国奴なんすから。
・最優秀女優賞 キーラ・ナイトレイ
「パイレーツ〜3」は確信犯的に「二代目はクリスチャン」の志穂美悦子へのオマージュになっとりました。お嬢様、娘という守られる立場から父の死をきっかけに海賊のキャプテンになって自らが守る立場になるという「女は変わる」の図をしつこく見せるというのは井筒監督が昔っからやってたことなんだよね。
・最優秀ケータリング(仕出し)賞 「バイオハザード3」
砂漠の真ん中で無数のゾンビのエキストラの食事をまかなったケータリング屋さん(クレジットで10社くらい名前が挙がってた)たちの苦労を讃えてこの賞を差し上げます。厳しい条件でエキストラさんたちの体調を考えて献立作らなければならなかったと思うので本当にご苦労さまでした。
以上が本年度のcinemanieアカデミー賞の発表なんですが、勝手に賞が増えたり減ったりします。ケータリング賞みたいに本物のアカデミー賞では絶対にないような賞を考えてみたいと思うので今後もご期待ください。