まさかのリメイク

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア [DVD]

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この映画、TOKIO長瀬智也主演でリメイクされるらしいです。

まじでビックリした。この映画、10年くらい前にニュー・ジャーマン・シネマの急先鋒として発表された映画だったんですが、日本人好みでない「男の友情」がテーマだったためあまりヒットせず、知る人ぞ知る、というかビデオ屋さんにたくさんあるだけの作品になっちゃってた作品なんで。

主演のティル・シュヴァイガーさんというのが日本でいうと哀川翔みたいな感じの人で、B級作品の看板俳優でジョン・ウーを尊敬しててこの人の作品にはその影響が如実に出てるんですが、これも「ウルトラセブン」並みに「勧善懲悪」をとことん嫌う煮え切らない作風が災いして評価があまりよくなかったりするんですな。

ちなみにドランクドラゴンの塚地のキャラで「ヨハン・リーベルト」というのがあるんですが、あれは

ディアボリーク?悪魔の封印?【日本語吹替版】 [VHS]

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という「マリア・カラスの美声に恋をした悪魔が人間になる」という「ベルリン・天使の詩」の悪魔バージョンとしてティル兄貴が作った作品でティル兄貴が演じた悪魔の吹替え版の声が元ネタだったりするんですよ。




というわけでして、もしこのリメイクが成功したあかつきには二宮和也主演の「ブリキの太鼓」のリメイクや藤山直美主演の「愛の嵐」のリメイクなんかも考えていただきたく思う所存であります。