無茶な脚本
え〜、というわけで以前にも紹介した「300」についてまた書きます。
というのもですね、この映画といいますのが古代ギリシャが舞台になってるんですがアメリカ映画であるからして当然台詞は英語なんですね。
で、物語の後半部分、アルカディアの義勇軍がスパルタ軍を置いてやむなく撤退するシーン。
アルカディアの王はスパルタの王レオニダスに向かってこう言うんですよ。
「God speed Spartans」(「スパルタ人に幸あれ」って感じですか?)
正直言うと僕このシーンでコケてしまったんです。
だって「God speed」って英語でしょ?インド・ゲルマン語族でしょ?
ってことはこのGodってのはゲルマン人の崇める神様ってことでしょ?(違うかもしれません、ギリシャ語起源の単語も多いですから)なんかチグハグな感じがするんですよ。ジャッキー・チェンの初期の映画が清朝が舞台のお話が多いのに弁髪結ってなくてサーファーカットだったとかそういう感じで。
ここら辺の感覚はジャッキーの映画なら許せるかな?とも思えるんですけど、例えば「エクソシスト」でカラス神父が悪魔に取り憑かれた少女に向かって般若信経唱え出したらそりゃ失笑どころじゃ済まないのと同じなんでは?と思うんですけどね。
というわけで言語は何語になるのかは定かではないんですが今年公開の「レッド・クリフ」には(この手の)期待が俄然高まってきましたな!