熱風男祭り4
中山文科相という男がいる。
戦時中のに本軍の従軍慰安婦問題について、日本軍を擁護する発言をしてるオッサンです。
こういう人たちはどうも苦手・・・・・・
あのなぁ、オッサンよ、慰安婦がプライドを持って立派に行える仕事であった、として職場の待遇の悪さやら女性を引っ張ってくる手口のエゲツナサがどうして正当化されたりするのかね?
どうも、こういうスジの通らない意見で自分たちを正当化する輩が増えてしまったな・・
そこで、今回の「熱風男祭り」はこんなやつらばかりでなく本当の男達が日本にもいたことを思い出してもらうためにこの映画をご紹介します。
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主演は原田「モルツ」&「吉牛」芳雄、石橋「気分はジョージア」蓮司、田中「食べる前に飲む」邦衛、そして勝「世界で一番ハワイが似合う男」新太郎の4人です。
*今話題の杉田かおるも出てます。
この4人の薄汚い浪人が、行き場の無くなったヨタカ(江戸時代の娼婦)たちを守るために命を賭けてエリート侍たちに戦いを挑む傑作時代劇です。
原案は戦前の時代劇映画だそうですが、戦後数十年を経て復活したわけです。
それにしても原田芳雄の恰好がキタナイ!!
ボサボサ頭で、着物ははだけて、いつもフンドシを晒して歩いております。
どうもこの芳雄の恰好を見てるとこのバンドや
UNDERGROUND TAPES~1973 京都大学西部講堂(紙ジャケット仕様)
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どうも江戸時代というより、昭和元禄(60年代)を連想させるルックスなんですわ。
それはイイとして、石橋の大将の侍然とした歩き方(!)といい、邦チャンのマヌケながらも殺戮度最強の役回りといい、勝新の少し切ない死に方といい、全てが熱い男の生き方なんですな。
この4人が守ろうとしたのは貧しい農村から売りに出された哀れな身の上の女性達、身寄りも無く、ひょっとしたら戸籍もないかもしれない(つまり死んでしまったって構わない)味方したって何にも得にならない人たちですが、やはり、男と女、手を取り合って助け合って生きていく運命なんですな。
武士のプライドを捨てて4人の浪人は彼女たちのために体を張ります。
これが男だ、漢字の漢と書いてオトコだ。
僕は見終わったあとそう思いました。
話は変りますが、僕の家は代々刀鍛冶なんです。
この映画で極悪エリート侍たちが女の体を斬った感触について熱く語るシーンがあります。
ついつい、その話をリアルに想像して気分が悪くなりました。
祖父が戦争から帰ってきてすぐに刀匠を廃業した理由がこの映画でわかりました。