ガンＯャ・オブ・ザ・デッド

ブレインデッド [DVD]

今ではとてつもなくメジャーになったピーター・ジャクソンさんの初期の名作。
（こんな人に「キング・コング」を撮らせるとは、さすがサム・ライミが役員をやってるユニヴァーサルだ）

とてつもなくグロいゾンビ映画なんですけども、この映画って舞台が５０年代で、なんかセンスとか風俗が「サイコビリー」をテーマにしてる感じなんですよね。

サイコホリック~サイコビリー・アルティメット・セレクション

革ジャンを着て採れ採れピチピチの魚のような動きをする「サイコビリーゾンビ」は斬新でした。
（あと、豹柄のタキシード＆モミアゲリーゼントとか釣り目のメガネとかのファッションね）

そして、

ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット プレミアム・エディション [DVD]

これ、ゾンビが太陽の下を全力疾走するリメイク版の「ドーン・オブ・ザ・デッド」
この映画のゾンビってなんかパンク入ってるんだね。

最初にゾンビになって主人公のサラ・ポーリーに襲ってくる亭主のヘアスタイルが微妙にミスフィッツみたいなヘアスタイルだったり

フェイマス・モンスターズ

その後のオープニングが何故か有名なパンク・ドキュメンタリーのパクリだったりするんだね。
（すいません、何故か検索できませんでした「ＤＯＡ」）

というわけで、どうもなんか特定の音楽のジャンルをゾンビという形で昇華してるスタイルというのがあるようなんだね、ゾンビ映画の世界って。

そして本家

ランド・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット [DVD]

なんか、この映画のゾンビって、レゲエ入ってません？

なんか体の揺らし方がちょっとこの映画を思い出すんですよ。

Legend of Rockers ロッカーズ25TH [DVD]

（「ポリスとこそ泥」がかかってるところでゾンビにバイクを盗まれる、なんてベタなシーンはありませんけどね）

ドレッド・ヘアのゾンビとかも出てくるし、映画のテーマが反体制で、ゾンビ達がバビロン目指してハイプをやっつけに行くっていうのはなんともラスタな感じがしましたね。

ビッグ・ダディが「ダラダラ生きてちゃダメだ、学習しろ！」ってゾンビ達にアレコレ教えるところとか、モロに「ロック」を感じちゃいます。

花火を見てボーっとしちゃうところがなんかガＯジャをキメて何もかもどうでもよくなっちゃうレゲエファンを連想してしまいました。
（そんな人はお目にかかったことないですけどね、レゲエ好きな人は大概根が真面目）

監督のロメロさんって確かキューバ移民の人だし、ジャマイカとキューバはすぐ近くだしね。

というわけで、「ランド〜」のゾンビ達のようにみんなロックを感じて覚醒して立ち上がるんjar!!