小説金子学校

さっき書いた記事が消えてしまったので簡単にもう一度書きます。

先週「仁義なき戦い」シリーズ5作品を観ました。

仁義なき戦い [DVD]

仁義なき戦い [DVD]

この映画の最大の見所はやはり御大 金子信雄 爺の怪演に尽きると思うんですが、この金子爺扮する山守義雄率いる山守組の面々が最初は菅原文太松方弘樹、梅宮辰夫を中心とした東映陣営だったのに

最終作の完結編ではどういうわけか小林旭宍戸錠という金子ゆかりの日活「渡り鳥」陣営になってるんですね。

これぞ金子マジックというところなんでしょうか?

あと、二枚目から転身しかけの山城新伍が最初はイケイケの武闘派ヤクザだったのに、最後には完全な金子キャラ(スケベでお調子者)に変わってるのもポイント高しです。

後にテレビでエロエロ路線に進み、また、舞台では食通で有名な北大路魯山人の役をやるようになるなどこのシリーズで「金子DNA」を最も大量に注入された男ですね。