帰ってきたんだね!?

というわけで、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の「2」の方を見たんです。

1作目はですね、なんというかディズニー版の「不良番長」といった趣の作品でして、同じマーロン・ブランドを祖とする辰っつぁんとジョニー・デップ(ブランドとマブダチでした)がどちらも主人公なもんですから・・
かたや番長、かたや船長で、かたや漬物、かたやスパイス、帽子とか被り物にこだわりがあって、やることが「手八丁口八丁」で「出たとこ勝負」だったり、敵役のノリントン総督というのがこれがまた羽O研二そっくりの性格だったりと、どのシーンを見ても不良番長との共通点ばっか探してしまったわけなんですが・・・・・


2作目は更にすごいことになってますよ。

不良番長」といえばしばしば名コメディアンの由利徹さんが出演してたんですが、「2」ではそれに対するオマージュということなんでしょう。出てきますよ。

たこ八郎 みたいな人が。
たこ八郎由利徹の弟子でした)

そう、幽霊船の船長のデイヴィ・ジョーンズです。(顔がタコになってるおっさんね)
この人、かつて何かにとりつかれて心が傷ついて海の魔物に魂を売って二度と陸に戻ってくることなく幽霊船の船長さんになってしまった人なんですが、これがまたボクシングに命をかけて心が傷ついて(パンチドランカーになって)酒を飲んで海に行ったきり帰らぬ人となったたこ八郎とバックグラウンドも似てるんですな。

もう、寝ているところをオーランド・ブルームに忍び込まれて鍵を盗まれるシーンなんか寝ぼけてる表情が今にも「たっこで〜す」と叫びそうで思わず期待してしまいました。


正直、ディズニーというものが好きになれずかろうじて好きだったのが子供の頃みた「ダンボ」と実写版「ポパイ」(よく考えたらディズニーって海の男が好きですね)だけという私ですが、あの素晴らしいたこ八郎にもう一度会えたような夢と感動を与えてくれた本作はいたく感激いたしましたです。