チクッとします。

観ちゃったよ、「グラインドハウス
難波なんて最近行ってないからえらく遠くに感じましたよ。僕の家からだと三重県伊賀上野に車で行くのと大差ないくらい時間かかった。

で、内容なんですけど、本当に力を抜いてリラックスしてみてもらって楽しめる作品ですね。
一応二つの作品ですが、二つ同時上映で観ることに意義があるような作りになってます。(二つの映画の世界が微妙につながってるように見せる場面もあります)

例によって乗り物チェックしておきますと、「PLANET TERROR」に出てくるハーレー(字幕ではホンダになってた、何故?)がジェシー・ジェームス(実在するカスタムバイクビルダー、南北戦争直後に列車強盗やってた人とは別人)作だったりしてエンジンの音も「よく観光地で出会うアイドリングを故意に下げて旧車っぽさを出そうとしたなんちゃってバイカーのバイクの音」とは 一線を画したタフな音でした。

ここらへんにQT&RRの「単なる懐古趣味の映画ぢゃねぇぞ!」っていう意気込みを感じちゃうんですね、個人的に。

さらに「DEATH PROOF」も70年製ダッジ・チャレンジャーを筆頭にマッスルカーのご機嫌なエンジン音がこれでもかと堪能できて最高っす!

それにしても、こういう上映形態に反応してか、他のお客さん(まばらにしかいない、おそらく40人くらいでしょうか?)が席を立ってポップコーンを買いに行ったりトイレに行ったりと頻繁に立ち上がるんですな。
そして横を見ればイビキかいてる人もいるし、こりゃもう、かつて田舎の劇場で豪華2本立てロードショー観に行ってた時と同じ光景なんですわ。(これでビールの缶が転がる音が館内に響けば完璧)

個人的には「この2作品の同時上映はないで・・・」と思わせるようなかつての「霊幻道士」&「デモンズ」みたいな組み合わせも見てみたいんで今度は「お子様向けファンタジー」&「スプラッター」で「グラインドハウス2」を希望します。(子供達が途中で泣き出す&ポップコーン吐くという惨劇が起きました)


*ちなみに客層ですがおそらく20代後半から30代が大半、50代くらいの人がたまにいました。
全員(僕も含めて)一見して難波のような繁華街を縄張りにしてるようなこじゃれた人は皆無でした(笑