TAX14

観てきましたよ、(コレばっか)「TAXi4」

残念ながらオリエンタル・ラジオと高田純次眞鍋かをりさんらによる吹替版しかちかくの映画館やってなかったんです。

オリラジの二人なんですがさすがラジオのパーソナリティもやってるだけあってソツなくこなしてるんですが、基本的にこの人達はコメディアンなんで声優こなしてそれで終わりじゃ美味しくないんですな。
持ちギャグを入れられるところがたった一箇所しかなくて、これじゃ往年の「いいとも青年隊」による「ザ・カンニング」の吹替えと変わらんのではないかと。(オリラジのどちらかが後に逮捕とかされそうな予感がしてくる・・・)




その代わり


高田純次のジェラール署長の吹替がとにかくスゴイ!!
もともと声が似てるんですが、フランス語でやってるところを全部日本語の「間」に置き換えてギャグを表現してるんですよ。だからおそらく字幕版より映画の本来のギャグのセンスがすんなり理解できちゃう。これにはびっくりしました。

で、内容はというと今まで影が薄かった主人公エミリアンの奥さんぺトラが大活躍するようになってたりするんですが、何と言っても今回の主役はジェラール署長なんです。

率先してボケたおすわ、カースタントシーンは全部この人だわ、終いにはアル・パチーノの往年の名作「スカーフェイス」のパロディまでやっちゃいます!(このシーンは必見です!)

この時点で、「TAXi4」がある程度高い年齢層を狙った「大人のコメディ映画」であることがおわかりいただけるかと思います。
ところでジェラール署長といえば、第一作では50代後半くらいの年齢設定(年代でいうと戦前か戦中生まれ)だったはずなんで、現在だと60代後半になってるハズなんですね。
もうとっくに定年で引退してなければいけない年齢なんですよ。

次回作はこの矛盾を一体どう処理するのかが気になるところです。

個人的にはジェラール署長が主役のスピンオフ作品なんかを作ってもらうと面白いんですが。

本家のテーマソングがディック・デイルの「ミザルー」なんで

スピンオフ作品は是非ともリンク・レイの「ランブル」でお願いします。