大映にはじまり大映に終わる

千年の恋 ひかる源氏物語 [DVD]

え〜、光源氏と申しますと稀代の美青年のイメージで語られることが多いですな。
しかし、日本文学の世界にはもう一人の色男が存在します。
「好色一代男」の主人公世之介さんです（字を忘れたから適当です）
「好色〜」といいますと、どうもゲフィンなイメージが勝手についてしまってて、あまり比較されることがございませんが、どちらもたいそう色男でしす。そして両色男のモデルとなった人物がいます。

光源氏は紫式部の夫（名前忘れた）で「枕草子」にちょっとだけ登場しますがどうももう一つインパクトに欠けるような書かれ方だったかと思います）

ところが世之介の方になりますと、鴻池善衛門というかつては武家だったお家のそれはそれはたいそうなお坊ちゃんだった人で、昔の人間なので育ちの良さが身長に反映されてて、非常に長身でスタイルの良い色男であったことが彼の住んでいた大阪から江戸にまで広まっていることから、どうやら平安貴族の色男では太刀打ちできないくらいの美貌をお持ちだったようです。（平安と江戸とでは美的センスも大分違うけど）

というわけで、光源氏と世之介では世之介さんの方に色男っぷりでは軍配が上がるかな？といった感じでございます。

まぁ、大映が作ると長谷川一夫と市川雷蔵の勝負になるだけなんですけどね・・・

源氏物語 [VHS]

好色一代男 [VHS]

※ちなみに80年代に「ダーククリスタル」に影響を受けたようなキャラデザインのアニメ版「源氏物語」で光源氏の声をやったのが風間杜夫、テレビ特番で好色一代男の役をやったのが明石屋さんま・・・これも微妙やな・・・