アンタは本当にヤヴァい

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え〜、この映画の中でプロの殺し屋というのが出てくるんですが、なんとこの殺し屋、普段は京都で修学旅行生相手にジュースやアイスクリームを売っている普通のテキヤさんという設定なんです。

一見すると「そんなバカな」と思えるかもしれませんが実はコレ非常にリアルな設定なんです。(だからといってテキヤさんを見て「本当はこの人殺し屋なんじゃ・・・」とか思わないようにね)殺し屋が育つ土壌というのは意外に一般人の身近にあるもん(らしいん)です。


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荒唐無稽な(おそらく「殺しの烙印」あたりの影響を受けている)殺し屋の物語のこの映画では「黒い爆撃機」こと反町アニキがニヒルな殺し屋を演じてるんですが、どういうわけでしょうか?アニキが演じるとクールでスタイリッシュなはずの殺し屋が

上記のテキヤのような倒的なリアリズムをもって観客に市民社会の恐るべき裏側を見せつけるなんともいえない不気味な存在に変貌するんですよ。

何しろアニキのあの目つきが尋常じゃなく「殺す目つき」なもんですから「殺したことある人」にしか見えんのですわ。
正直テレビに出てる時は「単なるクドい顔の人」でしかなかったアニキがこれほど魅力的なキャラとして銀幕で活躍するとは思っても見ませんでした。さわやかさと決別した二枚目ほどおそろしく不気味なものはありません。






というわけで次回も懲りずに反町アニキについて書いてみます。