リンクしてます。

見てきました。「トロピック・サンダー」

この映画、トム・クルーズが奇怪な役で出演してるんですが

ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 (新潮文庫)

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このお話がスティーブン・キング原作で実は2つのお話の主人公たちには交流があり、ストーリーがリンクしている、という仕掛けがあるわけなんですね。

で、「トロピック〜」の方もですね、前に見た「デス・レース」とリンクしてるんです。というのもこの映画

トム・クルーズとポーラ・ワグナー(ハリウッド1の敏腕女性プロデューサー)の「極悪同盟」がリメイク権を買ってイギリス人映画監督のポール・アンダーソンを引っ張ってきて作った作品なんですね。

この映画では悪役としてポーラ・ワグナーさんみたいなおばさんが出てくるんですね。


んで、今回の方ではトム・クルーズがハリウッドの敏腕プロデューサーに扮してイギリス人映画監督に映画作らしてるわけなんですよ。つまり実際のトム・クルーズとかぶってる部分があってなおかつ2作は微妙につながってるんです。



そしてこの映画の企画自体は

ことの次第 [DVD]

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と最初の展開が似てまして(おそらくアイデアはいただいてるね)メタフィクションを巧みに駆使してるんですね。


それにしても主演のベン・スティラー(ちょっと前まで大阪駅の周辺でヴィトンやロレックスのパチモン売ってた露店のイスラエル人そっくりなんす)はユダヤ系もろわかりとしても

ロバート・ダウニーJR

マシュー・マコノヒー

トム・クルーズ

ニック・ノルティ

というアイリッシュ(マシューさんとニックさんは特定できず)俳優がずらっと顔をそろえたこの映画。ユダヤ系が支配していると言われるハリウッドに対して物申すカトリックジャック・ブラックもおそらくカトリックでしょう)同盟って感じでおもしろかったっす。