微妙左翼映画エクスプロイテーション

まずはこの映画「チェと愉快なかまいたち

んで、「俺たちは天使じゃない左翼だ」

そして”もう一人のチェ”こと崔洋一が監督した「カムイ外伝」と今年は”微妙な”左翼が題材になった映画が目白押しでございました。


「チェ〜」は未見ですが、イギリスの高級アパレルメーカーのベルスタッフがスポンサーという「そんなのアリか?」という流れで映画化されてまして、「バーダー・マインホフ」も主演がモーリッツ・ブライプトロイというユダヤ系のお兄さんが抜擢されたということは間違いなくコカコーラのロゴが劇中に登場したりすることでしょう。

そして「カムイ外伝」では何故か外資ユニリーバとコラボして香水の広告にカムイが出るという「カムイ伝」が連載されてた当時では考えられないことになっとるんですよ。

なんだか本当に微妙な感じですなぁ。見る気がしたのが「カムイ外伝」だけでして、これも白土三平の強烈な個性と実はどの世代よりも自由奔放(本当にこの年代だけ薬物乱用経験が豊富で性にも奔放だった;実際に彼らから話を聞けばわかることだ;ちなみに後の世代は「良い子」過ぎて嫌い)だったカムイを支持した60年代の左翼な若者の共感を呼んだ作品のカリスマ性によるものなんでしょうね。


でも原作のカムイ伝の雰囲気に一番近いのは実は何の関係もないはずのこの映画なんですけどね