萎えた!!


なんかねぇ、「ターミネーター」の最新作なんですけども、行く気満々だったんですけども結局劇場行くのやめたんですよ。

だって、脚本に「ノーラン」の文字が見えたから。あの「ダークナイト」のノーラン兄弟のかたわれね。


こいつらが作った「バットマン・ビギンズ」ね、悪の首領演じてるのがアイルランド独立の父「マイケル・コリンズ」を演じてアカデミー賞もらった(だったかな?)リーアム・ニーソンで悪者の得意技がこれまた北アイルランド独立派のお家芸の爆破テロだっていう、あきらかにその辺の政治活動やってはる人たちに対する当てつけという内容だったんですね。ノーラン兄弟自身がアイリッシュのはずなのにね。

まぁ、それでも主演のクリスチャン・ベイルはいい俳優だったんでその後も「プレステージ」とか「ダークナイト」とかも観たんですがこの北アイルランド分離独立派(事情がちとややこしいんで一括りにしにくい面があるが、要は「イギリスとケツを割りたい派」)の人たちの主張をとにかく否定することに腐心してるだけみたいな脚本とキャスティングには本当にもうガマンできん。

こんな主張のヤツらがこの先ターミネーターシリーズに関わってきたらジョン・コナーがスカイネット側と和睦して「やっぱり人間はスカイネットに支配された方が幸せ♪」なんて話になりかねんでしょうが?


大体、僕は昔からロナルド・レーガンみたいにアイリッシュなのにイギリスにヘイコラするヤツ(フニャチン・アイリッシュと呼んでます)を心底嫌っておりまして、客間的な事実としても、こういう手合がアカ狩りだのイラク戦争(この場合は副大統領のチェイニーな)だのに関与してるのは間違いないことなのですよ。こいつらはやり場のない怒りをへんな方向に持って行ってるんですね。(ま、アイリッシュが英国植民地戦争に多く駆り出された歴史的事実から英国軍にはアイリッシュ軍閥が多いというのがこの件の背景にあるようです;興味ないから詳しくは知らんけど)




そんな個人的な事情は抜きにしてもノーラン兄弟は現実的な問題に対して それとは具体的に言わずに 「こういうことなんです」と決めつけて勝手に結論出してる(そうせんと脚本出来上がらんか)部分があって、プロパガンダ映画として見るとかなり悪質と言わざるを得ない面があるんですわ。


なのでこのブログでは「NO MORE NOLAN BROTHERS」の姿勢で行きます。


なお、これをご覧になった方にはですね、ノーラン兄弟の映画を観ないようにするんではなくて、ご自身の目で観て確かめてご自身なりの感想なり意見なりを持っていただきたい、と思っております。映画のブログですので映画関係者やレンタル屋さんの営業妨害になるようなことは一切いたしません(笑