どっちなの?

もうすぐ公開のこの映画「パブリック・エネミーズ大恐慌時代に活躍した伝説の銀行強盗ジョン・デリンジャーを描いてるようなんですが、ちょっとこのトレイラーを見た限りなんすけどタイトルの「公共の敵」っていうけども片や庶民生活の貧窮を顧みず差し押さえや貸し渋りを繰り返す銀行やどんな時でも金持ちの都合のいいようにしか動かない金融システムと片や暴力によってそれらから金銭を奪う卑劣な悪党デリンジャー、さぁ公共の敵は一体どっちでしょう?っていう問いかけがあるような気がしますがいかがでしょう。


さて、現在の日本では亀井ちゃんの「金融モラトリアム」が話題になっててこれをマスコミやら経済学者(経済学部のヤツってどこの大学でも本当に勉強しなくて浅学だよな)が必死のパッチで叩くっていう図式なんですが、これって

銀行や金融システムを糾弾する(暴走気味の)亀井ちゃんvs不況の折だというのに必死のパッチで自分らのうまみを守ろうとする銀行と金融経済関係者たちっていうデリンジャーの生涯のまんまじゃないですか。


映画の情報が詳しく入ってこないんではっきりしたことはわからないんですが、上記の「どっちが公共の敵?」っていう内容だとしたらなんかユダヤ陰謀説が炸裂しそうなくらい見事なシンクロニシティができあがってますな。


で、このリーマン不況やら何やらの時世をよんでこの映画が「どっちが公共の敵なんだよ!」という硬派な主張の映画に仕上がってる可能性ですが、何といっても監督があのマイケル・マンなんで今回も”マン汁(マン監督独特の骨太な演出技法)”が東映の波しぶきみたいに銀幕から押し寄せて観客をびしょびしょの濡れ濡れにさせてくれる映画に仕上がってるようなのでおそらく「あり」だと思いますね。

まぁ、そもそも銀行強盗を英雄視した物語が作られる時点でこういう経済強者に対するアンチテーゼというのは自動的に出来上がるんですがね。


んで、実際の国会で「金融モラトリアム」ぶちかます亀井ちゃんと映画で物申すマン監督、まさにこれこそ


     


ぢゃないですか!?

「亀」井ちゃんと 「マン」監督 がロケンロール(セックスの意味もある)ぶちかますってよくできてるな、いや最高だ。

というわけで(内容まだわからんけど)このブログでは「パブリック・エネミーズ」と「金融モラトリアム」を七生報国の覚悟で応援します。


ロケンロール!!