気づかない?


え〜、何かと はてな界隈でだけ 話題となった「IDIOCRACY 26世紀青年」なんですが、当ブログで以前紹介したときはあえて伏せてたんですが、関西地区ももんじゅがアレしたら私も一巻の終わりなので遺言代わりに書いときます。

この映画、26世紀はバカばっかりになってて、その原因をわかりやすく冒頭で解説してるんですが・・・・


この解説によるとインテリは何やかんやと理由をつけて子孫を残さなかったのに対して頭の悪いブルーカラーの連中はハムスターのように子供を作りまくった、ということなんです、結果バカの人口がインテリを圧倒して世界はバカばっかりになったというね。


これって


優生学やないんですか?


正しい優生学についてはこちらをご参考にしてください。まぁ、私から見たら「いい優生学、わるい優生学、どっちも優生学擬似科学」です。

んで、優生学 meets ケインズ義経済学 =ホロコースト なわけでして、なんやはてなでこの映画を肯定的にレビューしてた人たちはナチスホロコーストを肯定するんかいな?と思わずにはいられません。

まぁ、意識的にホロコースト肯定には回っていなくてもこれでは無意識に肯定してるのと一緒。なんだこのトラップ映画?

一応誰も気付いてないようなので解説しておくと26世紀の未来社会のモデルは旧共産圏の東ドイツなんですよ。インフラはガタガタなのに国民監視だけしっかりしてて警察はモトクロジャージ着てて(東西ドイツのトライアルレースが開かれたりして一時オフロードバイクのレースは盛んだった)とどめに高速道路が途中で崩壊してる風景(アウトバーンは全く整備されず東側だけガタガタだったという車好きにはよく知られた話があります)なんかもあるんですぐにわかります。


わかったつもりで「アメリカのバカさ加減にも困ったもんだ」と思ったあなたが一番アホ、というどうしょうもない映画でした。人に薦めるほど面白い映画ではなかったな。ただ、第3者がはてな住民の良識を疑ういい機会にはなると思います。