台湾ヤマハ&わかばマン 「Out of our galaxy」

え〜、前回は途中で眠くなったので中途半端に終わってしまいましたのでちょっとだけ改訂しております。ご確認ください。

更新はネタは考えておりますが書くのがしんどいので今しばらくお待ちくださいませ。

なお、なんで本文を書かないのに更新しといてしばらくしてからお話を書く(つまり過去記事の書きたしという形をとっている)かというと、その方が途中で画面がフリーズとかのトラブルが圧倒的に少ないから。つまり、こっちの行動がつまらんことして私が記事を書くのを邪魔したい連中にバレにくいということでございます。


さて、レコード大賞に間に合うように(笑 話をすすめます。

このお話はフィクションであり、登場する個人・団体・事件等は架空のものです。「佐藤主任のおめこ」という検索ワードで来られた方がいらっしゃいますが佐藤主任という人物に心当たりはございません(笑 劇中の「ねえさん」と呼ばれてる女性のモデルは4人くらいいて、うち2人は在日韓国人ですので佐藤主任ではないです(笑

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「ねえさん」から謎の指輪を見せられてたじろぐ山之口、さっきまでの勢いはどこえやら、ねえさんから目を逸らしてボソッと

山之口「(立身出世したのは)ね、ねえさんのおかげです・・・」

ねえさん「私は誰?」

山之口「アヴァロ二アン・ブラザーフッドの33階級、最高大総監の第4夫人・天様です・・・」

さて、ここでアヴァロ二アン・ブラザーフッドなる組織について解説しよう。人類の歴史は大体1万年くらい前に農耕が始まったころから語られることが多い。しかしだ、それ以前の数万年、数十万年前から石器時代の自然採集文明は栄えており、それを証明するような遺跡も最近ではどこそかしこで発見されている。基本石器時代の文明は海辺で発達することが多く、これが現在では水没して人が絶対に住んでいなさそうなところになっていることからごくごく最近までその存在が明らかでなかっただけである。
そんな石器文明の中で最も栄えた文明が現在でもストーンヘンジが残っているイギリス、グレートブリテン島とその周辺にあった。これらの欧州石器文明は大地震によって壊滅し(石器文明って地震にめっちゃ弱いの)忘れ去られたかに見えたがその高度に発達した文明の叡智は石工たちに受け継がれ、あらゆる分野でその力を発揮しついには中世・近世を経て世界の文明の中心を中東から欧州へとシフトするほどになった。彼ら優れた文明の叡智を継承した石工たちは歴史の影に隠れて歴史を特に国家の統治が及ばない裏社会を操り現代の文明社会を支配していった。この石工たちが作り上げた支配構造はかつて自らのルーツ大西洋に存在したアトランティスを表すアヴァロン(西方浄土の意味)にちなんでアヴァロ二アン・ブラザーフッド(以下;AB)と名乗った。

このABは33の階層に分かれており、最高位が最高大総監、「ねえさん」は実際には婚姻関係は無いが直属の手下ということで第4夫人という地位を得ているのである。その証がABのシンボル・ピラミッドに目が3つのマークの指輪である。

ねえさん「わかればよろしい。今後2度と私に口答えしてはいけませんよ。組織の規律は守らなければならないからね(と言ってニッコリと白い歯を見せて笑う)」


山之口「は・・・い・・・・」

山之口が苦々しく返事をするのを確認してまた上機嫌になったねえさんはスタスタと部屋を出ていこうとしたその時、思い出したように振り返り

ねえさん「ところであなた、『コマ』って男が部下にいたわよね?」

山之口「は、はい?」

ねえさん「あいつは確かカトリックって聞いたんだけど?」

山之口「いつも十字架を持ってます。祖母の代からそうらしいです」

ねえさん「(眉間にシワを作り首を横に振る)あ〜〜〜〜、カトリックはねぇ・・、日本では主流かもしれないけどお隣韓国では貧乏人の宗教だって嫌われるの。韓国の富裕層とは今後は取引があるからコマって男にこの仕事が終わったらプロテスタントに改宗するよう言っといて」


山之口「は、はぁ!?」

と口を開けて呆れた顔をする山之口を尻目にねえさんは部屋を出た。




さて、時間を少し戻して山之口がねえさんを別室に連れて行った直後の台湾とわかばたちの会話

台湾「なあ、俺生きてる?」

わかば「多分な」

台湾「あの女も大概わけわからんかったけどあの岩石ホテプ(古代エジプト語で『王』この場合ミイラ男の意味)なんや知らんけど弾丸素手で止めよったで」

わかば「トリックやろ。銃が空砲で弾丸は最初から持ってたんや」

台湾「何でそんなことするんや?」

わかば「多分、俺らを脅すためやろ?最初から殺すつもりはなくて 1.つまらん話でイライラさせて 2.こっちが悪態ついたら銃で脅し 3.実際発砲してみせてビビらせる ちゅう感じちゃう?」

台湾「そうかなぁ、あの発砲音はかなりリアルな感じしたけどなぁ・・・」


その時、例の山之口の「ズン!」の音が響く。2人ともドキッとするが無視して話を進める。


わかば「何や?リアルやった方がうれしいんか?あのおばはんに惚れたか?(ニヤつく)」

台湾「お前相変わらず妙なところでご陽気になりよんな?なんで俺がヘンコな彼女作ってお前とはりあわなアカンねや?しかもこんな状態で」

わかば「愛があったら細かいこと気にしっこなしや、年はいっとるけど金は持ってそうやどあのオバハン」


今度は例の魚住の頭を吹っ飛ばした時の銃声が響く。


台湾「(銃撃つのが)好っきやなぁ。銃ぶっ放すんも愛情表現か?」

わかば「多分な」

台湾「しゃあないなぁ、素手で弾丸止められるようになったら今度プロポーズしてみるわ」


と、その時、ねえさんが別室から出てきて2人を無視してスタスタと部屋を出て行く。その後、石切連合の三下2名が射殺された魚住の死体を足を引きずりながら運んで別室から出て行く。台湾&わかばはギョッとして顔を見合わす。

わかば「ま、まさか実弾やったなんて・・・・」

台湾「冗談でもプロポーズなんて言った俺はなんて愚かなの・・・」


そこへ肩を落とした山之口が部屋を出てくる。そして台湾を見るなりツカツカと歩み寄って思いっきり頬をぶん殴った。さすがの台湾もこのパンチには体ごと吹っ飛び壁に頭をぶつけて倒れ込む。

山之口「蛮勇振るって鬼の首とったつもりか!?お前のその悪態で人が一人死んだんぞ!!」

そう吐き捨てて山之口は部屋を後にした。残された2人、わかばは呆気にとられ、台湾は殴られた衝撃で目の前に無数の星が浮かび、まるで別の銀河系に吹っ飛んだような気分になっていた・・・・


つづく