台湾ヤマハ&わかばマン 「too fast to furious」

引き続き「爆走ロック」をがんがんかけながらお楽しみください。

というわけで登場するバイクの紹介です。敵役が乗ってるバイクはオーバースペックと言われることも多いイギリス製高性能バイクのトライアンプのバイクです。動画のタイガー・エクスプローラー以外にもいろんなバイクが登場してます。(めんどくさいからいちいち書かないのです)

なお、このお話はフィクションであり、登場する個人・団体・事件等はすべて架空のものです。

また、このお話にはルールがあり、「萌え」とかそういう色気を徹底的に排してますんでメインキャラの女性はみんな 閉経間際のおばはんです。(だから若くて美人のみすずちゃんは本編には直接登場しないのです。啓子さんは外見上、若いけど小太り老け顔で色気が無くおっぱいでかいだけが取り柄の人という設定です。)

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さて、前回書き忘れた久々の登場となったドゥこと通嬢(閉経まであと5年)のお召し物について説明しておこう。
FOXレーシングのグラブにPUMAのモトクロブーツ、スキニーデニムのパンツに一体どこで売ってるのかターコイズブルーのFOXレーシングのモトクロジャージと同じプリントのワンピにF2ジャケットを合わしている。ワンピの下には腰のベルトにぶら下げた刃渡り40cmはあろうかというどでかい合口がのぞいている。濃いブルーの中東風の模様のショールを首まわりに巻きつけて頭にはグレイのキャスケット帽(飛ばないように中にヘアピンで固定してるらしい)現在はバイクでぶっ飛ばしてるのでオニールのゴーグルをつけている。体付きが細くて華奢でおまけに背が低いのでまるっきり小学生に見えてしまう。

そんなドゥの後ろに乗って先ほど豪快なジャンプを体験した2人は

台湾「へ、変なことするんやったらやる前に言うてくれ〜〜〜!肛門が痛い〜〜〜!!」

わかば「お、俺は枝があちこちに当たって・・・・」

ドゥ「あんたら、ベラベラ喋っとったら舌噛むで!!アタシら今林道を80キロで走ってんねんで!!」

とか何とか言ってる間に段々追いかけてきた猿回し軍団に間を詰められていく。さすがにオフロードに強いフルチューンのR1150GSとはいえ、3人も載せて走ったら若干スピードはのろくなる。
しかし、敵とて、バイクで山道爆走しながら銃で発砲して命中させるほどの神業的な腕は持ってないので後ろからの発砲はなんとか逃れているのが今の状態だ。

そして、林道は険しさを増し、片側は山で片側は渓谷、道幅は軽トラ1台やっと通れるくらいの広さしか無くなっていく。しかも山中で日がささずかなりぬかるんだ状態だ。が、ドゥはそんな道でもスピードを落とさずカーブに突っ込もうとしている。このまま行くと右側の渓谷に落っこちるので

台湾&わかば「わ〜〜〜!!止めて、止めて〜〜〜〜!!」

とドゥのジャケットを思いっきり引っ張るので

ドゥ「こら!痛いやないの!!」

と、こんな危険な操作の合間なのに台湾とわかばの手をすばやく叩いて手を離させた。それと同時に車体を左に傾かせ右足でリアブレーキを思いっきり踏んだ。

グリップを失った後輪はぬかるんだ道に大きなわだちを作りながら滑って左側に車体を回す。スピードがかなり出ていたのであと数センチで後輪が谷に落ちるところまで車体が回ったところでハンドルを右側に切ってグリップを戻す。つまりドリフト走行で左コーナーを曲がったわけだが、かなり大回りで回ったので後輪で右側の渓谷まで続く大きなわだちを作ってしまった。

あと少しのところまで追いついた猿回し軍団ではあるが、勢いよく先頭を走ってたスクランブラーはドゥが作ったこのわだちに前輪を持っていかれて見事に谷に転落してしまった。

転落して、谷底の大木に衝突してバイクは大破してしまったが何とか乗ってる奴は無事に・・・、かと思いきやわだちにひっかかって2台目のボンネビル(ネイキッドタイプ)が1台目と同じ場所に突っ込んで来た。バイク同士がぶつかって大破・炎上放り出されて近くに転がってた2人の体も景気良く火だるまになった。

2人はあわてて服を脱ごうとしたが、思い出してほしい。こいつらは「UKのレザーウェアは体にピタピタ張り付くくらいのサイズがかっこいいんだぜ〜〜」と言っていつも上下ピチピチパツパツで猿回しの猿の衣装みたいな恰好してた連中である。

そんなピチピチバツバツの上下がそう簡単に脱げるはずもなく。必死で脱ごうともがく努力も虚しく(そもそも革って熱加えたら収縮するし)2人はウエルダンになってしまった。(現在 5名死亡 残り3名)

教訓 革ジャンの サイズ選びは 慎重に



つづく